婦人倶楽部

プロデュースしている佐渡ヶ島の主婦たちによるユニット「婦人倶楽部」の音源が配信解禁になりました。

僕は大学卒業後、コンテンツ制作会社でサラリーマンをやっていたのですが、つまらない毎日に嫌気がさして突発的に島に移住することを決意、佐渡の山奥に引越したのでした。目的は音楽の修行、電波も繋がらない僻地で心身を鍛え、、、と思っていたのですが、山奥でもwifiは飛んでいました。時代ですね。

そこで出会ったのが婦人倶楽部の主婦たち。バイタリティに溢れ、日々の生活の中でおしゃれを楽しむ姿が眩しくて。あれよあれよと言う間にユニットを結成、その数ヶ月後にはなぜか台湾でのライブイベントに出演したのでした。支離滅裂な出来事のオンパレードでしたが、佐渡には何か面白いことを呼び寄せる磁場がありました。

個人で音楽の仕事を取る、という移住の目標は1年ほどで達成されたので、神奈川に戻りました。ただ移住によって価値観は一変しまして。田舎にはポジティブなことネガティブなこと様々ありますが、僕がいた集落はコミュニティが寛容で、他者への干渉がゆるりとしており、無理に働かされたりは一切ありませんでした。

集落の方はお金がない僕にお米や野菜など食べきれないぐらい持ってきてくれたり、怪我をした時に病院に連れて行ってくれたり、とにかく感謝し尽くせないほどのサポートをいただいたので、自然とコミュニティの手伝いをするようになりました。山奥では店もほぼないので、お金の概念があまり通用しないというか、人に助けてもらえないと何も出来ない状態になるんですよね。なので普段からの自分の振る舞いによって、生活が変わっていくんです。佐渡に行く前は性格が尖っていてやたらと目つきが悪かったのですが、移住から戻ると尖りは削れたようです。(まあ今も丸くはないですが、、、)

つらつらと冗長になってしまいましたが、佐渡の婦人たちの暮らしは僕にとって理想そのものなので、これからも島のおしゃれを発信して欲しいです。

<今日の一曲 婦人倶楽部 - 東京カラー>


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