nozomu sato (plantar)

作曲家。クラシカルな素養を生かしたポップな作品を得意とする。 ポップス以外にも、CM・…

nozomu sato (plantar)

作曲家。クラシカルな素養を生かしたポップな作品を得意とする。 ポップス以外にも、CM・映画など幅広く作曲活動をしている。 参加:カメラ=万年筆、婦人倶楽部、conte、Madame Croissant

最近の記事

20220720_雑記

佐渡に移住して1年と4月が過ぎた。 もう神奈川での暮らしは遠い昔のように感じる。 日々のことについて。 移動は車。歩いてどこかに行くことはない。近所の海に散歩に出掛ける時ぐらい。ガソリンの値段が少し前に174円まで上がった時は、いつまで石油に頼る生活しなきゃならんのだと思ったが、今は165円。移住した時は146円だったから結構上がったなあ。困る。けど、神奈川にいた時の交通費が月に1万ちょっとかかってたから金銭的にはそんな変わらない。歩かないせいで身体がどんどん動かなくなるか

    • 件について(改2

      Twitterにもはや楽しみはなく、怒りと嗜虐が跋扈している。そろそろ終わりを迎えそうな気もするけど、移る場所もないから皆ウロウロと彷徨う。mixiでもやろうかなんて思ったものの、紹介文書くシステムとかまだ残ってんのかな、昔嫌味ったらしい感じの紹介文ばっか書いてたのを思い出しやめといた。 さて、件について、といっても牛の妖怪のことではない。僕がツイートした内容とほぼ同じことを太田光がサンジャポで言ってた。 小山田さんがやった(らしい)ことは擁護しようのない愚行/犯罪なのは

      • 働き方

        仕事で少し無理な修正依頼が来たので、無理ですと連絡した。そして仕事は嫌な終わり方になった。 多分移住していなかったら普通に無理して仕事をしていたと思う。フリーランスなので経済的には大分不安定なのだが、移住をしたことで生活のコストが下がり、経済と生活を天秤にかけられるようになった。 お金があるのは有難いことだが、それ以上に精神的な安定や、日々の充足に重心を乗せることが、今は大切だ。これは自分がキャリアを重ねて、先行きをあまり心配しなくなったことも大きいが、仕事が来なければ柿

        • 移住しました

          私事で恐縮ですが、2019年の末に結婚、2020年の早春に妻が妊娠したことがわかったのですが、世の中コロナになりまして。 新婚旅行にも行けず、結婚パーティーの計画もパーになって、さらに仕事もめちゃくちゃヒマになりいよいよどうするかね〜ってところで、でも子どもが無事に生まれてきたら今住んでる家では手狭だからどこかに引越したいなーと探していたところ、婦人倶楽部のメンバーから「ヤバい物件がある」と連絡がきまして。写真を確認するとよくある古民家なのですが、広くて比較的綺麗な状態だし

          雑記

          唐木さんのツイートを見て、嫌な世の中になったもんだと考え込んでしまった。 道路族なる概念が発生したようで、、もうこれは本当に地獄ですね。子どもなんて何したっていいでしょう。それが様々な理由で許されないことなら、然るべき罰を受ければいいということで。 この前、最寄り駅にあるAEDが入ってるロッカーに"開けたら音が鳴ります!!"って書いてあって、めちゃくちゃ開けたくなったんですよね。もういい大人なんで流石に開けなかったけども、高校生だったら開けてた可能性高いです。ましてや子ど

          グルメ過激派

          親が化学調味料使わない系の料理屋だったので幼い頃からわりと美味しいものを食べて育ったのですが、最近はといえば外で食べるもののほとんどに満足出来ない身体になってしまい、これは困ったことになってきました。美味しんぼの山岡レベルではありませんが、口に入れた瞬間(むしろ目の前に提供された瞬間か、いや店に入る前からかもしれない)から頭の中で査定が始まるので、楽しく食事が出来るのは美味しいと感じるハードルを超えた時だけになり、これがまた大変難儀なことでして。なのですが、自分で作る料理には

          グルメ過激派

          雑記

          ・お陰様で仕事が忙しく、1日1曲ペースが1月の初めまで続く。創作をする時間がないのは考えもの。 ・シュトレンを食べきった。近所の有名な洋菓子店のもので、30分近く並んで入手した甲斐あって、日に日に美味しくなった。 ・カトリックのクリスチャンなのだが、幼児洗礼で気づいたらそうだったってだけで全く敬虔ではない。とはいえ、クリスマスの季節はわりと気分が良い。 ・ここ数年フランスで柚子が流行ってるらしい。ポン酢の万能さは計り知れない。ポン酢、砂糖、オリーブオイルのドレッシングか

          「君にやわらぎ」楽曲解説 -歌詞篇-

          僕がプロデュースしてる佐渡のユニット「婦人倶楽部」が6thシングル「君にやわらぎ」をリリースしました。 佐渡の三大観光のトキ、たらい舟と並ぶ金山をモチーフとした楽曲。金山って結構暗いイメージがあったんですけど、最近は若い人の観光も増えて大分印象が変わってきました。ということで、人口が減り続けてる佐渡がもっと潤ってほしい〜という願いを込めて作った「君にやわらぎ」の楽曲解説をしていきます。 【楽曲解説 -歌詞篇-】今回はやはり歌詞にこだわりがありまして。というより、事前知識が

          「君にやわらぎ」楽曲解説 -歌詞篇-

          音楽家の対価について

          若い時だったら、友達とか知り合いにタダで楽器を弾いてもらうってことがよくあったけど、自分がプロになった今、演奏家にタダで弾いてくれなんて絶対言わなくなった。それは音楽で生活してるから当然なんだけど、演奏の対価としてお金を直接払う以外の方法で、健全な関係性は築けないだろうか、と考えている。 最近、ダンスミュージック界隈などでアーティスト同士がコラボする場合、原盤印税を按分する方法が出てきてるけども、これを演奏家やアレンジャーにも適用できるんじゃないかと思っていて。Tuneco

          音楽家の対価について

          東京インディーの残像

          東京インディーを代表するシャムキャッツが解散してしまった。と言っても、僕は一つ下の世代なので特に親交があるわけではない。けれど、2012〜13年までのことは自分の中で何かぼんやりした影を落としている。 あの頃、東京のインディーミュージックは最高潮に盛り上がっていた。ceroが「My Lost City」を出して、下北沢インディーファンクラブはどの会場も入場規制。カクバリズムまわりのアーティストが賑わうのを尻目に、一つ下の世代、つまり僕がやってるカメ万の世代が出てきた。一つ下

          東京インディーの残像

          SNSとの関わりかた

          ツイッターに飽きた。去年ぐらいから酷い状態だったが、コロナで戦場と化してしまった。完全にネガティブな気が渦巻いている。でもインスタはちゃんとやってなかったからフォロワーが少なく宣伝に使うにはちょっと大変だ。うーむ、しかしそもそもSNSなんてやる必要があるんだろうか。 作曲家としては曲を作って聴いてもらい、生活ができればそれでいい。SNSを宣伝に使うのは簡単でいいけど、平穏に暮らすにはあまり良いツールとは思えなくなってきた。とにかく精神に悪い影響を与えてくる。インスタのポジテ

          SNSとの関わりかた

          料理の日記 2020.6.19

          ずっと家にいるとnoteに書くようなことが頻繁に起きることもなく淡々と日々は過ぎていくので、毎日の料理のことを載せていこうと思います。 <本日の献立>青椒肉絲 <材料>豚こま肉、たけのこの水煮、ピーマン、にんにく、酒、塩、鶏ガラ、オイスターソース、片栗粉、麻辣ペッパー <作り方>1. 豚肉、たけのこ、ピーマンを細切りにする。 2. 豚肉に下味をつける。塩、酒、片栗粉。 3. にんにくをスライスして、多めの油で香りが出るまで熱する。その後、肉、野菜の順で炒める。 4. 鶏

          料理の日記 2020.6.19

          雑記

          最近生活で気になったこと。 ・自粛が解禁された。好きな居酒屋が潰れなくて本当に良かった。 ・Spotifyで小坂忠をフォローしてると不意に日本のゴスペルが流れてきて、いや、そういうことじゃないんだという気持ちになる。 ・差別について。21世紀にもなってまだそんなことやってんのか、宇宙にいる高次元の生物に笑われてるぞ。 ・アンビエントが流行っていて、良さを認めつつも、創作として自分は違う方向に進むべきだと考えている。 ・アナログシンセの実機が欲しくなってるけど、ソフト

          給付金

          僕も一介のミュージシャンでありますが、作曲家ということでもともと家仕事のためコロナの影響は少ないほうでありました。が、5月になると映像系の撮影はほとんど飛び、その余波で僕もいくつか仕事が延期したので、まあ端的に言ってヒマになりまして。こりゃあいい!と思って、ソロやらバンド、ユニットの曲をのんびり進めてたんですけど、1ヶ月フルでのんびりしたせいか、6月入って、あれ収入やばくね?っていうマインドになり、そういえば持続化給付金あったなっていうことで、今さっき申請したところです。

          センス

          センスの良さ、について考えていたら際限なく惨めな気持ちになって、今日は寝られそうにない。これはライフスタイル全般についての話である。 まず前提として、僕はセンスが良くない。部屋には100均のタッパー、ユニクロのインナー、ニトリのカーテン、贈答品のタオル、蛍光色の飾りのついた洗濯機、挙げればキリがない。センスが良くないと認識しつつも合理性と経済的理由からそれらのものを選択している。この1LDKは山積みの妥協で構成されている。 しかし、センスとはいったい何なのか。その正体はど

          四角い頭をやすりで削るには

          自分はもっと出来るはずだ!!!と信じて創作を始めるも、1時間もたたないうちにいつもの手癖に落ち着いてしまう。 僕は職業作曲家的な、クライアントがいてだいたいのイメージが共有できる音楽を作るほうが断然得意であるが、本当に作りたいものは聴くたびに発見のある音楽だ。なので自分で作るものが想像できてる時点で全くつまらない。完成した時に「なんだこれ?」って曲が作りたい。 手癖ってのは本当に恐ろしいというか、忘れるのが難しく、意識的に外すことも難儀だ。得意なことを得意げにやることは仕

          四角い頭をやすりで削るには