
あしたのウェブ解析2020 一般社団法人ウェブ解析士協会代表理事 江尻俊章さん
以下、書き起こしです。
これからのウェブ解析の話をしていきます。WACAの目指すゴールを話していきます。ゴールは、「アジア最大のウェブ解析資格提供団体から、世界の地方中小企業をつなげ、若者にチャンスを提供するウェブのプロフェッショナルギルド」にすることです。
昔からやりたかったことは単純です。地方の中小企業を元気にしたかったんです。でも、これはどんどんアップデートしていく必要があるんです。
言ってみれば、みなさん全員が代表理事をやっていく必要があるんですね。代表理事としていろんな経験をやらせてもらいました。
Alibabaに行ってきたんですね。Alibabaは信号管理していたり、消防車のため交通管理や農業管理、フェアトレードの仕組みを作ったりしているんです。ECを飛び越えているんですね。
ポルトガルではWeb Summitでは社会問題解決スタートアップばかりでした。95%のスタートアップは社会問題解決ばかりやっていたんです。貧しい子供への教育とかをやっているんですね。マーケティングではなく、社会問題解決なんです。
SXSWではGoogleは食料と農業と環境の教育をやっているんですね。マイクロプラスチックなどをやっていたりする。社会を改善するためのことをやっていました。
Googleの学食では、昆虫を食べましょう、みたいな実験的なこともやっていたんですね。まさか昆虫を食べるとは思わなかったんですけど・・・。
(会場爆笑)
Adobe Summitの話題はマーケティングからエクスペリエンスになっています。体験の時代なんですよ。マーケティングという言葉自体が少し古くなってきているのかもしれないですね。これから先僕たちがやることはエクスペリエンスメーカーになることなんですね。
SDGsを意識したアクションを
昔は私だけ得、というので売れたんですよね。そうではなく、自分の子供のためとか、社会のためとかそういうことで動くようになったんですね。エクスペリエンスというのは、いかにまわりをよくするか、という視座での体験提供になってきたんです。
SDGsという言葉をご存知ですか?ベトナムでは70%くらいが知っているそうです。これから発展する国ではここを抑えないといけないんですね。SDGsは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、発展していく国のために定義されたものです。国連が定めた17個の重要なテーマのことです。世界を持続可能な発展をするためのものなんです。SDGsを意識しないといけない時代になっちゃったんですね。
今は大企業も行政もありとあらゆるプレイヤーがここを意識してやっています。そのため、ここを意識してKPIにするのが実は大事なんですね。SDGsを達成するためのアクションを考えることが大事なんです。クライアントやキャンペーンの提案でも企画を考えてみることもできるかもしれませんよね。
1)子供達のための教育
今後WACAでやろうと思っているのが、中学生向けのマーケティングを教えようと思っているんです。ノベルゲーム型で作りたいんですね。これを有田町公認で多言語で提供していきたいんです。
学生向けにマーケティングを教えるゲームってないんですよ。プログラミングスクールはあってもマーケティングスクールがないんですね。そこで、ノベルゲームを多言語で提供しようと思うんです。
こういうことがやれればワクワクする子供たちが増えるんじゃないか、って思うんですね。
2)アジアから世界へ
今やアジアがデジタルマーケティングの中心になっています。
行こうと思うときに英語なんてどうでもいいんです。それよりもアクションをとること。世界に簡単にいけるようになりました。どうせいくなら仕事で行きましょう。
もし、興味あれば、みなさん一緒に世界に行きましょう。
3)未来の学びを育てる
WACA会員≠ウェブ解析士。
WACA会員=信頼できる学びのエバンジェリストになってほしいと思っています。そういう形でどんどんWACAを広げていきたいんですね。
WACA会員=信頼できる学びのエバンジェリト
全員がWACAのエバンジェリトなんです。みなさんがどんどん大切な学びを推薦し、エバンジェリトとして活躍してほしいんです。まずは、目指して欲しいのは、WACAのエバンジェリストですね。
そして、SDGs達成を目指していきましょう!