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20代の学習と35歳の学び直し体験の比較

前の記事に書いた通り、10年ぶりぐらいに論文を書いて、昨日無事に提出しました(単位はさすがにとれてるだろうけど、久しぶりのドキドキ感)

こないだの記事を書いてからもいろいろと考えることがあって、小さなことではあるのですが、なんとなくまとめておいた方があとで思考の整理にいいんだろうな、ということでキーボードを叩いております。

大学生のときの自分自身の学びの経験と、今の学びの経験を比較して、当時よりも大きな学びを得られていると自信をもって言えます。
それらの要素を、自分なりに分解してみました。

明確な目的意識がある

これは親には申し訳ないですが、大学に通っていたとき、大学に行っていた理由は「なんとなく」であり、特に目的意識はありませんでした。そんな状態なので、授業も「どうすれば楽に単位がとれるか」を最重要事項として選択しており、学びを深くするという意味では、もっといい方法があったように思えます。

対して今は、安くないお金を自分で払ってわざわざ学生をやっているわけで、自分のなかで学びたいことは明確にあるわけです。また同様に「自分では学ぶ必要がないと思っていること」も明確です。たとえば私で言えば「英語の論文を書く能力」は別に必要ないので、手を抜いています(※論文は手を抜いてない、英語化に手を抜いている)
そんな意識なので、学習にメリハリがついています。特に「学びたいこと」に対してのアンテナは強く張っているので、単位時間あたりの学びの深さが違うな、と。

必要な学びがあれば、機会を探しにいくマインドというか。時間も体力も当時よりは限られているなかで、どうやったら学習を最大化できるか、という気持ちで学びと向き合えるようになった気がします。

経験に基づく学習ができる

また、いままでの社会人経験で得た知識を持ちながら、学習に向き合うことができます。学生時代は、授業でいろんなフレームワークを習っても「これどうやって使うんだ?」ってなったことも多々。

これは人によると思うのですが、全くの未経験の分野を学び直すことは少ないはずで、多くの人が多少なりともその分野に知見を持った状態で臨むことになると思います。
ここでいう経験っていうのは社会人経験を指すわけではありません。その領域について実践経験がない人であっても、わざわざ学び直しをするということはその分野については何かしら調べて面白そうだったり、興味があってその選択をしているわけなので、知識はある状態だと思うんです。逆にそうじゃないパターンがあれば教えて欲しい笑

ある程度、前提知識がある状態で課題やディスカッションに臨むことで、得られるアウトカムももちろん大きくなります。想像できる幅が広がるというか。

これはちょっとだけ脱線ですが、私がいま学んでいるHyper Islandのコースでは、全員が仕事をしながら学んでいる環境なので、他の人の経験から学ぶことも非常に多く、そこも学生のときとの大きな違いだな、と感じています。

理論と実践の両輪を回せる

大学生のときは、理論で学んだことを実践する機会がほっとんどなく、「ふーんそうなんだー」という知識レベルで止まっていました。いや、もしかしたら機会を作ろうとしていなかっただけなのかもしれないですが。

それに対して学び直しでは、理論と実践の両輪を回すことでさらに学びを深くすることができるな、と感じています。
前述の通り、私は働きながら授業を受けている状態なので、習ったこと・考察したことをすぐに仕事に活かすということができますし、使う機会がすぐにはなかったとしても「これはどうやったら活かせるかな?」「たとえばこれを、あのときに活かせたとしたらどうなっているかな?」など、実践を前提として自分のなかに取り入れていくことができます。
もしくは、「いやー全然これ現場じゃ使えないっしょー」みたいな理論があったとしても、いままでの実践に基づいて判断できるはず。

個人的にはLearn by Doingの考え方が好きで、Hyper Islandもそれに則っているので、授業のなかでも理論と実践を回せる仕組みになっているところが気に入っています。また、自分の仕事中など、授業外でもさらに学んだ内容を活用することで、自分のなかに深くいろいろな考えや手法が浸透している感覚もあります。

学べる環境がどんどん整ってきている

これはほんとうーーーーーーに、実感しているのですが。
圧倒的に当時より「何かを学びたい」と思ったときの、それを学ぶためのハードルが下がっています。

Youtubeでも自分の興味があるトピックを調べればたくさんの動画が出てくると思いますし、UdemyやCourseraなどのサービスにもいいコンテンツはたくさんあります。
また、英語に関していえば、ChatGPTやDeepLやGrammerlyなどを活用することで、自分の能力が低かったとしても、多くの情報にアクセスできる。英語の動画でも字幕がついていたりする。なんということでしょう!
(当時、これらのサービスがあったらどれだけ楽だっただろう……)

ただ、学ぶ環境が整っていたところで、学ぶ本人がやる気がなかったら活用できないと思うのです。
一方、学び直しを選択した人にとって、すでにモチベーションはあるわけで。前述したようなアドバンテージをフル活用しながら、この学ぶ環境を使いこなすことで、当時よりも短時間で深い学びが得られるのは間違いありません。


なんかここまで書いてみて、「あれ? 学び直しってすんごく強い機会すぎない?」って思ってるんですけど、みなさまどうでしょうか?

私の体験については、下記にまとめておりますので、気になる方いらっしゃればフォローしてくださいー!


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