見出し画像

バングラデシュに行った際は、チャクマ料理をぜひ!

 普段、バングラデシュやチッタゴン丘陵の政治状況などをお伝えすることが多いので、時々は食や文化などの魅力もお伝えしたいなと日々思っていたところ、たまたまチッタゴン丘陵の料理がメディアで取り上げられていましたのでご紹介します!(動画でご覧いただけます)

 今回の映像は、首都ダッカにあるレストランの紹介でした。

 私も昨年、ここにお邪魔しました。道沿いの建物の2階にあり、チャクマの友人達がいなければおそらくずっと辿り着けなかったであろうというぐらいひっそりとある感じでした。

 ご飯は美味しくて、竹で組んだ高床のスペースに座ってご飯を頬張った思い出が蘇ってきました。


チッタゴン丘陵の食生活

 せっかくのこうした機会ですので、チッタゴン丘陵の食生活について少しご紹介させてください。

 まず主食はお米で、大皿のプレートに盛り付けて手で食べることが一般的です。そこに山菜のおひたしや煮物、カレーなどを周りに盛り付けて、混ぜていただくことが多いです。(ベンガル料理とも共通しています)

毎日いただいていたチャクマ料理。食べやすく、毎日でも飽きない味。


 そんなチャクマ料理をはじめとしたチッタゴン丘陵の食文化は、意外にも日本人と身近な部分があるなと思っています。
 例えば豚肉を食べたり(バングラデシュ全土では9割がイスラム教徒のため、ダッカなどでは基本的には手に入らない)、たけのこを食べたりします。また山菜も豊富に使われているので、ヘルシーさを感じています。個人的な感想ですが、毎日食べてるとだんだん体もお肌も良い感じになってくるなといつも思います笑


食材はこうした市場で手に入れるのが一般的。フルーツは近所の野生のものをとることも。



 さらに、この地域にはバングラデシュの他地域と比べて大きな違いもあります。それは、お酒が手に入ることです。

 チッタゴン丘陵ではどぶろくのようなお酒が一般的に飲まれており、特にお祭りやお正月などには、多くの家庭が振る舞われます。慣習として一般家庭でそれぞれ作られることが珍しくなく、今でもそれぞれのお家でいただくことが多いです。


チッタゴン丘陵では一般的に作られている。ピリ辛の料理とよくあう。

 そのため、ボトルの見た目も日本で手に入るようなラベル付きのものではなく、多くはコーラやお水のペットボトルを再利用して入れています。一見、お水との違いが全くわからないのですが(全くの無色透明です)、現地ではお酒であることを伝える隠語として、「お湯」という呼び方をしています。確かに度数が強くノドにジーンと染みる感じは、お湯だなあと妙に納得しました笑


 チッタゴン丘陵の食文化はいかがでしょうか?
 こういう文化を楽しむ時間もいいなと思ったので、関東近郊で近日そんな会を開きたいなと思いました。思いつきのままに書いていますが、その時はぜひお越しください!


いいなと思ったら応援しよう!