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8/14 お金の余裕は心の余裕
2018.8.14
あさごはん
トマトソースとパンとバナナミルク
アレーリーはベッドに寝転がってスマホで動画観るのが好きらしくて親近感湧いた。
彼女はバレーボールの社会人クラブに入っていて
(高校生なんだけど、所謂日本の部活動みたいなものはないらしい)
バレーボールのアニメを見せてくれた。
日本のアニメだったんだけど、全然知らないアニメだった。
海外に日本のアニメって結構あるみたいだけど
大体日本で人気のアニメじゃなくて、分からないことが多い。
人気じゃないぶん安いのかなぁ。
***
今日も授業中、先週より自分から話せた。
オルガに明日からホームステイ先が変わることも話して、
今までグアテマラ人誰にも言ってなかったんだけど
犬に噛まれたこととか、言っちゃった!
オルガはすぐに怒る人でわたしはすぐに悲しむ人。
オルガは「なんで今まで黙ってたの!!!」のあと、話を親身に聞いてくれて
わたしの代わりに怒ってくれて、わたしは泣きそうになった・・・。
「マリアは他にもたくさん親切なホストファミリーとの人脈を持ってるから大丈夫よ」
って言ってくれて、安心した。
語学学校の校長のマリアには昨日「犬が危険だった」としか言ってなかったけど
オルガに「言わないと、次の生徒が噛まれる可能性もあるから言わないとダメよ」と後押しされて
結局授業料払うときに言っちゃった。
理解してもらえたのは嬉しいけど、陥れた感じがして複雑な気持ち。
でも、マリアに「明日からの家も学校の近くよ」って、ちゃんとお家を用意してくれていることが分かってまた安心した。
今までのお家にWifiがなくて
次の家はWifiがある家を希望していたのだけれど
料金は今までと一緒とのこと。
高くなるんだろうなって心配してたから、さらに安心した。
***
お盆休みの日本人から写真付きでLINEが来て帰りたくなっちゃう。
悲しいからおいしいごはん食べたくなっちゃう。
***
おひるごはん
Caldo de gallina(親鳥のスープ)
ほとんど骨だったけど親鳥おいしかった!
スープもおいしかった!
でも、昨日家を出ていくと言ってから突然始まった
母アマリリスのわたしに対する無視が続いていた。
「これはなんていう料理?」「ターティーは今日はいないの?」とか聞いてみるけど「Caldo de gallina」「Si.(うん)」で終わり。
長女リーレンとは楽しそうに話していて、いつもより大げさに笑ってる。
母親が絶対の家庭だから、お昼ごはん一緒だったリーレンも一切話しかけてこない。
(そういえば朝ごはんのき、三女アレーリンは話してくれたけど
アマリリスがいるときは一切話しかけてこなかった。)
全然楽しくないごはん。ごはんに申し訳ない気持ち。
気まずいし、急いで食べて部屋に戻った。
***
だんだん悲しくなる。
昨日、家を出ていくことを伝えたときも、
日本では簡単にお金が手に入ると勘違いしていてわたしがお金を払うことが当たり前っていう考えが理解できない、とか
アマリリスの虚言癖とか
つまりいろいろ重なって結局信頼できない、とか
性格とか習慣を否定するようなことをあえて避けて
「犬が危なくて暮らしづらい」とだけ言ったんだけど
なんでこうなっちゃったんだろう。
・わたしが無礼を働いた
・もう明日からわたしがお金を払わないからわたしのことはどうでもよくなってる
・途中で家を変えられることがプライド的に許せない
・いままで親切にしてやったのに、この恩知らず!と怒ってる
・日頃から生活に余裕がなく、さらに明日からお金が入らないから気持ちにも余裕がない
この中のどれか、もしくは組み合わせもしくは全部だと推測。
でも、わたしは今日の分のお金は払っているし
ボランティアじゃなくてビジネスなんだから
最後まで仕事としてやり遂げるべきなのに、それができなくて態度をいきなり手のひら返しをするのは
今の行動が未来の仕事を失っているっていうのが分からないからなんだと思う。
わたしが払う料金はもう変わらないけれど
もし、このことをわたしがマリアや他の日本人に話した地点で信頼と仕事が減って未来の収入が減る。でもアマリリスはそれを理解できてない。
わたしが今このことに気づけたのは短い間だったけれど社会人として経験を積ませてもらったから。
今回お金を払う側に立って、大学生の時とは違う感じ方ができた。
会社を辞めても会社に成長させてもらっているなぁ、とありがたく思う。
そして、わたし自身も知らない、気づけてないことがまだたくさんある。
***
午後から雨が降ってきて、結構強かったから
家で小説読む。
直木賞を受賞された島本理生さんの小説(ミーハー)
あと1/4くらいかなぁ。
終わったら夏の裁断読む。
そしてふて寝。
***
よるごはん
ソーセージとお米とパン。
お米とパンは一緒に食べられないからパンは食べなかった。
どうやって食べるのが正解なんだろう。
今までアマリリスは必ず一緒によるごはんを食べていたのに
コーヒーしか飲んでなかったから「よるごはん食べないの?」ときいたら
「後で娘たちと食べるわ」って言われた。
話してみてもやっぱり冷たくて
洗い物たいしてないのに洗い場に消えていった。
そして次女ターティーが戻ってくるなりごきげんで話し出す。
「今日はケーキがあるのよ!すっごくおいしそうなのを買ったのよ絶対おいしいわよ~」ってわたしがいる席で話し出す。
キッチンに別の料理があったから、ホストファミリーは違う料理を食べるんだろうな。
不愉快でかなしいきもち。
でもアマリリスは明日も朝バタバタ仕事に行くはずだから
ごはんの後、今までのお礼をした。
でもやっぱり、「あぁ、どういたしまして」しか言われなかった。
***
今日と明日の朝をやり過ごして全て忘れれば済むことだけど
わたしが何か悪いことをしたのなら知りたいし、無礼があったのならば謝るべきだし
もしわたしに非がないのならアマリリスは無礼すぎる。
悔しかったし、わたしももっと主張できるようにならないといけないと思って
部屋で言葉を知らべてアマリリスのもとへ。
わたし「わたしはあなたに何か無礼を働きましたか?」
アマリリス「No.」
わたし「なぜかって、あなたがわたしに怒っているように見えます。」
アマリリス「怒ってないわよ何も」
わたし「...そう、ならいいです。」
...
「もし怒ってないなら昨日からわたしに失礼だと思います」とか言いたかったのに、やっぱり言えなかった。弱い自分。
明日もわたしのことを無視して家を出て行ってそれっきりなんだろうな、1度も、今までありがとう、とか、お金を払ってくれてありがとう、とかないんだろうな、とかそんなことを考えていたら
大学生の時に読んだこの本を思い出した。
【人は負の感情が沸いた相手に対して、より負の感情が沸くような行動をみずから求めてしまいがち】という内容。
今のわたしがまさにそうで、結局明日アマリリスがわたしに感謝の気持ちを述べずに去って行って「ほら、やっぱりね、ひどいひとだったしもう顔も見たくないや」って文句を言えることを求めている。
なんてみにくくて幸の薄くなる感情。
期待したわたしが間違いだったのだし、わたしが無礼を働いたわけじゃない(実際はわからないけど)って言われたんだから
もう寝て今日の自分にオサラバする!
第一印象が大事だから明日はちょっとお化粧する!
おやすみなさい
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