Q.食べたコラーゲンが肌に届くようになるって本当?②
こんにちは。
のぞみはりきゅう院、はりきゅう師の栢森結希(かやもりゆうき)です。
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これまで食べたコラーゲンは腸で分解されアミノ酸となり、全身の必要なところに届けられるため、肌へコラーゲンとして届くかも分かりませんでした。
しかし近年、コラーゲンのまま血液や皮膚に届くことが研究によって明らかになっています。
本日はその研究についてご紹介します。
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おさらい
先にも触れた通り、コラーゲンとはアミノ酸が数多く連なった物質です。
非常に大きな分子であることから、コラーゲンを摂取してもコラーゲンのままでは体内には吸収されず、アミノ酸に分解され体内に吸収されます。
つまりはコラーゲンを摂取しても、アミノ酸を摂取しても体内に吸収される際は同じです。
吸収しやすいコラーゲンの発見
そこで着目したコラーゲン(正しくはコラーゲンペプチド)がありました。
このコラーゲンはジペプチド(2つのアミノ酸が結合した分子)やトリペプチド(3つのアミノ酸が結合した分子)が多く含まれています。
つまり、一般的なコラーゲンと比べて構成されている分子が小さいことからそのまま体内に吸収がしやすいのです。
マウスと人での実験
次にこのコラーゲンが体内でどのように吸収されるのかをマウスと人を使って実験をしています。
その結果コラーゲン摂取により、アミノ酸まで分解されていない17種類のペプチドが血液、さらには皮膚にも確認されました。
研究結果
今回の研究結果により、このコラーゲンを摂取することで、皮膚にまで到達することが確認されました。
コラーゲンは美肌効果があると世間的には認知されていますが、体のいたるところで必要な成分です。
これまで摂取したコラーゲンが本来の形で吸収されることはありませんでしたが、新たな研究により体内でさまざまな作用を発揮する可能性が期待できます。
出典:Oral Ingestion of Collagen Hydrolysate Leads to the Transportation of Highly Concentrated Gly-Pro-Hyp and Its Hydrolyzed Form of Pro-Hyp into the Bloodstream and Skin
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はりきゅう師 栢森結希
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