彼を、普通の恋人、結婚相手、パートナーと思わない方がいいです。

「彼を普通の、恋人、結婚相手、パートナーと思わない方がいいです。

彼はあなたです。
すべての意味を含めて
彼はあなたです。」

以前占い師の方に言われた一言です。なぜか胸に重くのしかかり
自由な気分がしませんでした。

母のことを思い出しました。

母のことも、わたしにとっては
同じことが言えることに気がつきました。

母を普通の母親と思わないほうがいい。
彼女はわたしの分身でした。
前世ではわたしの子供でした。

そういえば、
前に婚約話を破棄してしまったときがあって、
そのことをいま最近改めて思い出すことが増え、あのとき
彼と彼のお父さんに申し訳ないと、思い出しつつ記憶を辿り
心の中で謝罪していました。

ああゆうことをしたから、
わたしはばちがあたって、
恋愛は難しくなり、
結婚ができなくなったのかと
思ったりしていました。
わたしが結婚の話を断るのは
異性関係を突発的に切ってしまうのは、わたしの精神上のどこかに問題があって、わたしは歪んだ恋愛観を持っているのかもなどと
考えていました。わたしは欲しいものが受け取れない人間だ。
それを、すべてを洗い流し波のように奪ってしまうという側面を持つ海王星のきいた、チャートのせいにしたりしました。

ですがそれはちがいました。

わたしはもしかしたら前世で
満足に得られなかった我が子との時間を取り戻すためにここにいるのかもしれないとわかったときに全てのことが収まるべき場所に収まり
ふに落ちました。

昨日の新月の夜
ある時空の話を聞きながらうとうとしていました。

以前にわたしは前世で自分の死ぬ瞬間を見せて欲しいと
アカシックに頼みました。

その答えがタイムラグで昨日
届きました。

生暖かい胸の痛み

声がしました。

"お母さん"

グラグラと痛みは蠢き
熱い涙が溢れてきました。
黒い刃物が胸の真ん中から飛び出しました。
切り裂かれるような痛みと
焼けるような熱さ
まるで大地が揺れて地が割れるような体感でした。

割れ目からは生々しい大量の血と愛が滲みました。

わたしは我が子のことを思っていました。

次に
幼い頃可愛がっていた1番の仲良しの友達のゆきちゃんが浮かんできました。
ゆきちゃんに対する子供の頃の感情が思い出されました。
同い年なのにいつも年上のお姉さんのような気持ちでした。
見守って、ずっとそばにいるような。彼女と結婚するといつも言っていました。女の子同士なのに。
ずっとそばでついている。というニュアンスで結婚という言葉を使っていたのかもしれません。

  
わたしは母が、子供だった時の名前はゆきちゃんだとわかりました。母はちなみにみゆきですが、
ちゃんとわかるような名前でうまれてきていたのですね。

その子に対するつよい愛と詫びる気持ちをかんじました。
ゆきちゃんごめんね。。。
心の中でそういうと、
子宮のあたりが
ぼわーっと暖かくなり
愛のようなエネルギーをかんじました。
ああ、やっぱりそうなのだ。
わたしは体の反応で悟りました。

そしてわたしは誓いました。
こんど生まれ変わったときには
あなたから離れないからね。
ずっと成長を見届けて、
あなたが亡くなるその日まで
そばに居させてね。

おそらくわたしは幼い娘を残して
後ろから刃物で刺され
殺されたようでした。
我が子に寂しい思いをさせた罪悪感が重くのこりました。

十年前のわたしは
そのときにも
今回と同じビジョンをみていた
と分かりました。
おそらく
この記憶は以前に一度思い出している。としたら、
ここしかないと思いました。

母のいる実家からわたしがなぜ
離れなられないのか
よく分かりました。

わたしは自らすすんで
離れないのです。
それはようやくわかりました。

だとすればどうしてちゃんと彼にそのことを伝えなかったのか。
わたしはこれを伝えることは
せず、
頭から無理と決め付けていました。ビジョンも昨日よりは曖昧で、ただ真実として感覚だけがあったため、幼い私は言葉にして伝えることができず、
突然、結婚はできないと笑顔でいってのける非道な女でした。

気違った彼女と、忘れてほしい。
構いませんでした。
それでもわたしは母の元を去るわけにはいかなかったのです。
二度も置き去りにすることなど
できなかったからです。
それをすると思った瞬間から
胸が締め付けられ、体が苦しむのです。 
魂の深くが痛むのです。

彼に伝える方法はあったとおもいます。
ですが
彼のお宅は私と
反対に、
お母さんを亡くし、お父さんと2人暮らしていたので、お父さんの気持ちを察すると
母を我が子だと直感で気づいていた当時の私には無理でした。
彼に頼んでうちに養子に来てもらうなど
意識にものぼりませんでした。
それを伝えられる概念はありませんでした。
であればもう、別れるしかないとおもいました。

今回もそうするつもりだったのかもしれません。
でも、私も家族が欲しかった。
結婚したいし子供もまたできるなら産んでみたい。
女としてのすべてを諦めるにもまた、
わたしには酷でした。

母と同じように
わたしはもう1人のわたしの分身と呼べる人物に出会っていました。
わたしには
この2人を天秤にかけることは最終的には不可能でした。

母親から離れられない言い訳をよくでっちあげたな。
ずっとそうして依存したまま生きていくための口実だろう。
シャドーがそういって、無価値観を引き出そうとしてくるかもしれません。
世間から見て、お嫁にももしかしたらいけず娘を手放せない
惨めな母娘かもしれません。
けれどわたしは今生で
彼女のそばにいると腹を決めました。わたしがそう、決めてきたからです。

彼を遠ざけようとした時にも
同じような喪失感がありました。
これからさらに大きくなっていくであろう、喪失感がありました。
彼もおなじように
わたしの愛を欲しがってくれていました。これも、わたしのほうから見捨てるなど到底できそうもありませんでした。

わたしは2人ともできるなら
同じように愛したいと
いう願いに気がつきました。

どちらかにご飯をつくるときも
どちらかのことが必ずあたまにありました。
2人はわたしの中で
セットのような存在でした。
わたしからみたら
彼らは双子の子供のよう
にかんじます。
2人ともよく似ていますし、
おなじようにわたしの愛を
エネルギーとして欲しがります。
わたしに認めて欲しがります。
うちは双子が多い家系なので
それもありえるとおもいます。

では、これからそれをどうやって
彼と、また母に
伝えようか。
彼は
うちにきて一緒に住む、ということを許してくれるだろうか。
一緒に超えてくれるだろうか。
それでもわたしを選んでくれるだろうか。
これからがわたしのはじめてのチャレンジです。
わたしには2つのギフトを愛し抜くミッションがあります。

母と暮らしぬくことを決意した。
結婚するなら
パートナーに母と一緒に住んでもらうようお願いしなければなりません。
正反対の性格の母とずっと暮らすことと
母とわたしのパートナーと3人で暮らすなど、今生の、これまでの、わたしならばありえない
概念です。
わたしはいつか
母から自由になるのだといままで
それを目標にしていましたから。

これまでずっと認めてこなかった
母への、通常のそれとはまた違った、隠れていた感情と
本当の望が姿を現しました。

そう感じるとすべてが収まりがよいことに気がついてふにおちています。
わたしは結婚したければ
そうした道を選ぶしかない。
ある意味で降伏し、
また、葛藤を鎮めるアイディアが見つかって心底ほっとしています。
なぜいままで気がつかなかったんだろう。
認めてしまえばもっと早く楽になったかもしれないのに。
婿にきてもらうなど、今のご時世高いハードルかもしれない。
それでも両方手に入れられる
解決策の一つです。

(他にいい案が有ればおしえてください。)
頑固なわたしは
なかなかこの単純な方法にも気がつかず、ただどちらかを諦めようとしていたのかもしれません。

どちらも諦めることはできない。
そう気づいたときに
ようやくこの方法を認めることができました。 
わたしにとっての大きなパラダイムシフトでした。

昨晩は涙を流しつづけ
牡牛座新月の力強い浄化のパワーを
感じています。わたしは月が牡牛座です。
まさに、母親と、自分自身の母性を癒すような新月となりました。

自分でも
まだ夢の中にいるような感覚ですが
この話に違和感がないことは
身体が教えてくれます。
体の振動は
やっと静けさを取り戻した
朝の海のように穏やかです。

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