嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき嘘つき。君の事を考える時、裏切られたなって思う。(言葉なんて通過点で例えば星みたいにどの点だったかすぐに忘れちゃうのに。ボクは君の言葉を例えば星みたいにいつまでも探して見つめちゃうの。)君が見つけた星のくせに、指差したその先を忘れちゃうなんて嘘つき。裏切りもの。(最初っからお前が、私の指差したその星を間違えてたんだよ。そう君は笑う。その顔も好きです。)嘘です。つまり嘘つきしかいない。それを恋って人は言うからボクは、星なんてロマンチック(キモイ)に、見える例え話なんかを始めてしまって、やっぱり君が好きなんだと思う。(恋に溺れてる人はキモくて見てらんないからきっとこれはそうで、イタさとキモさが真実を語る。)キモイ文体で書いてみたいのは、真実から距離を取りたいからなのかもしれない。(なんて突然の冷静。だから、きっとその中心に、”気持ち”と言うものがあるのだと解る。が、それが何なのかがわからない。例えばそれを誰かに名付けて欲しいわけでは、ない。この不透明さ、実態の分からなさ。それがそのまま君の形をしているのです。名前。その名前。は、何も語らない。のだが、似たような響きがあるその名前が、意味を持つ。口にする時に立体となる。季節を持つ。それは知っている季節ではない、例えば夏のような冬。雪の中の桜。宇宙の中の海。風の中の言葉。そうやって例え話であるはずの季節を超えていく。それが君の名前なのです。)知らなかったでしょう?きっとそれを知っているのは、ボクだけでいいのです。伝える為に生まれない言葉。それがいつの間にか君になり、ボクの愛する君になるのです。(キモイ)君にとってボクが運命じゃなくても、ボクにとって君は運命♡だから、ずっと見てるね。(キモイ)そう言えば君が言ってた事試してみたよ。君の事を考えて。賢者タイムに聴く音楽に涙なんて溢れない。(そもそも賢者タイムって何だ。)だからボクは美しくなんてなくてだからボクは君にとって失格だね。でもいいんだ。君が幸せなら。(キモイ)でも、そんな事を言い出す君も全然美しくないから、美しくないもの同士で、美しいものに恋しませんか?(キモイ)まぁ全部嘘なんですけどね。だって言葉なんて通過点で、例えば星みたいにどの点だったか忘れちゃうもの、例えばその点と点を繋げて浮かぶ星座を、あなたと描いていく遊びをしてみたいなと思ったんだ。それは、咲いて崩れていく打ち上げ花火のように、一瞬に見える絵画。墜落。残響。余韻。真実。未来。過去。今。あなた。君。間違えた指の先。正しさを試すためじゃなく。間違いを正すためじゃなく。真実を隠すためじゃなく。(でも、真実は思っているよりも真実だから真実のままでは伝えられないのが真実なんです。)わかりやすいものに縋っていたい。(でも理解なんて頭の成長レベルでその範疇は限られている。ボクにとってのわかりやすさは君にとってのわかりにくさ。君にとっての言葉遊びが、ボクにとって、君の輪郭や真ん中を描くためのクレヨン。)描いた星座を塗り潰していく。そうやってできた凹凸に色が。指に、皮膚に溶けて、曖昧になる同一に近くなる、そんな風にそばにいたい。なんて嘘。でももう嘘さえも嘘の役割を持たない。そうやって。

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