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【4日目】楽しいを渡すこと

【1日目】、小学2年生からお世話になったバレーボールチームに、久しぶりに顔を出しにいってきた。
必死になってボールを追っかけて、気がつけば、”やっぱりバレーボールが好きだな”そう思う私がいた。”ここが私の原点”そう確認できた。

だから、もう1回、向き合いなおすことにした。
"向き合いなおす、最初の場所はやっぱりここがいい。"そう思ったから、寮に戻るまでの3日間、練習をお手伝いさせてもらいながら、お世話になることにした。

今日はその2日目。一緒に練習しているちびっこたちに名前を呼んでもらえるようにまでになりました。

ここ最近の私とバレーボール

ここに来る時はいつもそうなんだけど、”私が何か教えたい”なんて気持ちはどこにもなくて、ただバレーボールがしたくて体育館に行く。

だけど、やっぱり、ちょっぴり長くバレーボールをしてきたから、現時点での”できること”は私のほうがほんの少しだけ多い。だから、ありがたいことに、バレーをはじめて日が浅い子に、基本を伝えながら、一緒に練習するみたいなこともさせてもらっている。

感覚を言葉にするってやっぱり難しいなと思わされながら、どうしたら伝わるのかなと考えて、膝をついておんなじ目線になって、身振り手振りを入れて、こんな感じって必死になって伝える。

ほんとに貴重な経験をさせてもらっています。

ちびっこたちが教えてくれたこと

一緒に練習している子の中に、バレーボールをはじめて1年ちょっとぐらいの3年生2人組がいるの。

今は、できる:できないが2:8ぐらい。でも、10のうちの2の”できる”に目をきらっきらさせて、もう1回って向かっていく。
きっと今がいちばん楽しい時。そして、今がいちばん、”やりたい”が増える時。
私にもそんな時があったから、この瞬間がたまんないんだよなとなつかしくなる。

こんな時だからこそ、バレーボールの楽しいを伝えたい。そう思う。

だけど、今日の私、それができてなかったなとちょっぴりもやもやしてる。
ゲーム形式で練習をした時、やりたいポジションじゃなかったり、2人のところにあんまりボールが飛んでいかなかったりで、なんていうか楽しくなさそうだったんだよな。
なんていうか、”バレーボールの楽しいって、点数を取る以外のところにもたくさんあるんだよ!”ってこと、伝え切れてなかったんだなと思わされた。

でも、ちびっこ2人の顔が、私の楽しいってなんだろうって、楽しいを渡すってどいうことって、考えるきっかけをくれた。だから、ちょっぴりだけ考えてみることにした。

楽しいを渡せる人とは

そもそも、バレーボールの楽しいって人それぞれだし、みんな同じではないんだよな、と。試合に勝つことが楽しい、できるようになることが楽しい。年代、所属するチームによって、ほんとうに違うんだろうなと思う。

感覚が違う楽しいって渡せるのかな

そう言えば、実際に部活のメンバーにきいてみた時があった。
それなりの年数、バレーをしてきてるのに、めっちゃ考えてるメンバーばっかりだった。
楽しいっていう感覚を言語化するってことの難しさもあったと思うけど、それだけじゃなくて、楽しいって感覚を奥底にしまいこんでるような感じがした。

この光景と今日のこと、思い出してあらためて考えてみたんだけど、私の思う"楽しいを渡す"って、"楽しいをつくりだす"ってことと"楽しいを引っ張り出す"ってことの2つがあるのかも。

もちろん、私が楽しんでることが前提。
うまいとかそういうんじゃなくて。そんなもんどっかにぶっ飛ばして、目の前のボールに必死になれる瞬間
これが私の楽しいだから、これが大前提!
そのうえで、

"バレーボールの楽しいってこれ!"、一緒にプレーしていてそう思える瞬間をコートの中でたくさんつくること。
そして、"あ、これも私の楽しいかも"、"今、バレー楽しいって思ってる"そう思える瞬間のとなりにいれること。


これが私にとっての"楽しいを渡すこと"

渡せるようになるまでは、まだまだかな。
でも、楽しめるようにはなってる。
楽しいを渡せるように、置いていけるように、向き合い続ける。

顔を出して3日目。お手伝い最終日。
"新しい楽しいをつくりだすお手伝いをすること"が今の私にとっての楽しいを渡すこと。
私も楽しんで、一緒にプレーするちびっこたちにも、新しい楽しいがつくり出されるきっかけを渡せますように。





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