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負けんな。って言ってやれ

負ければ最後の大会まであと1ヶ月。
ここ10日間ぐらいの間で、今まで以上に強く思うように、口にするようになったような気がする。

そう思うたびに、口にするたびにそれだけ、そこに対して強い思いがあるんだなって、気づかされる。そう思うだけで、口にするだけで、しっかりしようって、ちょっとだけ強くいれる気がする。

だけど、実際は、そんなにうまくいってない。
このままでいいのかなって、チームに対しても、私自身にも思ってしまう。
言っていいのかなって、伝わるのかなって、伝わってるのかなって、不安になる。

"前向きだし、ポジティブだから、悩んでるなんて思わなかった"
どっかで、だれかに言われたこと。
不安にさせるような顔してなかったんだ、よかったって、ちょっとホッとする半面、
そういう顔しているだけで、頭の中は常にフル回転だよって思っちゃった、。

まわりが思ってくれてるよりも私は強くないみたい。

逃げ出したい、投げ出したい私と、その気持ちを見せないように、必死に強がろうとしてる私を行ったり来たりしながら、平気なフリして、体育館に行くのも、コートに立ってるのも、正直、思ってる以上にきつかった。

前期中間試験前、絶賛テスト休み中の今だって、ほんとうは一旦頭の中から、出したいはずなのに、隅っこにぎゅって追いやりたいのに、常に頭の中にはバレーとか、部活のことがあって、考えてる自分がいる。

考えれば考えるほど、わからなくって、
でも、そこから、目を背けるのは違うような気がしてることもわかってる。

好きでいることって 楽じゃないだろ?

SPYAIR アイム・ア・ビリーバー

ふいに流れたこの曲、この歌詞、この問いに、純粋にバレーが好きでいれなくなってる今の私をえぐってきた。

楽じゃない。
それ以上でも、それ以下でもない私自身が出した答え。

動けなくなっていた、考えられなくなっていたことに気づかされた。

好きなことは好きでいてね

Radio Happy Willows はなむけ

でも、大好きなSUPER BEAVERのやなぎがつくってくれたこの曲に、この言葉に救われた。
ちょっとだけ、肩の荷が降りたような気がする。

今までだって、好きでいることほど楽なことってなかった。
それでも、好きでいたかった。
好きなことは好きって言える自分でいたかった。うまいとか、すごいねとか、誰かに認めてほしいわけじゃなくって、ただただバレーボールが好きでいたいだけ。

それがわかってるなら、もう大丈夫。

今までだって、いろんな壁にぶつかってきた。
それと同じぐらい、その壁を越えてきた。
今ぶつかっていることは、バレーボールを通してぶつかる最後の壁かもしれない。
越えちゃえばさ、きっと壁にぶつかってよかったって言っちゃうんだから、今は、全力でぶつかって、もがいてみよう。

楽しくない瞬間も、楽しむ
4月、私がここで宣言したこと。
きっと、今がこの瞬間。

一緒にバレーボールをする仲間、チームに全力で向き合っていく。
タイミングを考えて、言葉を選んで、伝わらないかもしれないっていう覚悟を決めて、それでも伝わりますようにって、想いを込めて、置いていく。

仲間に、チームに向き合うのと同じぐらい、自分自身に向き合う。
私が楽しいって思える選択肢を常に持ち続ける。
コートでは強い私でいれるように、ちょっとだけ力を抜ける場所に行くこと、人に話にいくことを忘れない。

そして、何より、自分がほしい言葉を自分でかけてあげる。
きっと、私がほしいのは、大変だねっていう同情でも、頑張ってるねっていう褒め言葉でも、逃げんなって言葉でもない。
負けんな。自分に負けんな。っていう、たったそれだけな気がする。

いつか、ここに戻ってきた私に伝えるね。
負けんな。自分に負けんな。

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