あの頃のホームページの思い出と、私がnoteを書く理由
はじめまして。
と、打つだけでどうしてこんなに照れくさい気持ちになるのか。
「誰かが読んでくれるかも知れない なにか」を書いてみようと思ったのは、これが2度目。
初めて思い立ったのは、最高にダサい紺色のジャンパースカートの制服を着て、山の中の高校に通っていた頃。
仲の良かった友人たちと、“☆ようこそ☆”が、画面の左右を一生往復して、
アクセスカウンターが切りのいい数字であると、「キリ番おめでとう☆」のメッセージと、その旨を書き込むBBS(!)が出現するホームページを作って、それはそれはとりとめのない日常を大切に記録していた。
一緒に運営している5人くらいしか見てなかったと思うけど、当時の私の想定読者は全世界。
あの時も、ワクワクして、少し緊張しながら、「はじめまして。」と、書いたと思う。
あれから十数年経ったけど、変わったことといえば、とんでもなくやさしい夫と、コロコロ笑うかわいい娘がいることくらい。書きたいのはやっぱり、それはそれはとりとめのない日々のこと。
「どんなことを書こうかな」と考えてると、何気ない場面もちょっとだけ注意深く観察して、ちょっとだけいつもと違う景色が見えたりする。
きっと、また書いてみたくなったのは、結婚して、出産して、大切にしたい瞬間が起こり続ける毎日の中で、その瞬間をただの生活として過ごしてしまわないように、大切にできるように、と思ったからかも知れない。
ちょっとワクワクしながら、ゆるゆると書いていく予定だけど、もし、私の知らない誰かの、ちょっとしたひまつぶしにでもなった暁には、冬になると画面上部から雪が舞っていたあのホームページも、無事成仏する気がする。
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