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2011年の私から来たメッセージ

今週、13年前の自分からメッセージが来ました。

小学校卒業のとき、タイムカプセルに20歳の自分に宛てたメッセージを入れました。今回はタイムカプセルではありません。

届けてくれたのはFacebook。最近はたまに投稿するくらいですが、「2011年6月9日」の自分の投稿がトップに出てきました。

書かれていたのはこれだけ。
「適材適所っていうのは、じつはいいようでよくない。お会いする機会に恵まれた、某大物編集者の言葉」

ありがたいのは友達です。このよく分からない投稿に対して「その心は?」とコメントをしてくれており、それに対して私がこう書いています。

「例えば、食べることが好きな人が料理誌を担当すると、どんどんマニアックになってしまう。簡単に言えば、新たな視点が出てこなくなるという趣旨でした。対象、読者との距離の取り方は、実は編集者にとって最も大事なことかも。他の仕事にも言えるかなと思いました」

震災直後だったこの時期、ビジネス誌で編集者をしていて「震災後の仕事観・キャリア観」というテーマで取材を重ねていました。専門知識を持って深く掘り下げることと、素人のまっさらな目で見続けることの両方が必要だと思っていたからこそ、その言葉に膝を打ったのだと思います。

このごろ適材適所について考えていたこともあり、思わずこの投稿をスクショしました。

上司は私のこの投稿を見ていなかったはずですが、その3年後くらいに、私は全く経験がなかった料理雑誌の編集部に異動になっています。しかし、この「大物編集者」って誰なんだろう。あの人かな、この人かなと思いをめぐらせて名刺管理アプリをチェックしてみたのですが、いまだに分かっていません。

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