「Webライターはラストチャンス」しおんさんが目指す“好き”を実現する働き方
テーマパーク・酪農・貿易事務・保険営業と、多種多様なフィールドで活躍されてきた高根澤しおんさん。
保険営業においては、なんと勤務歴15年以上にもなるベテランです。
そんなしおんさんが次のステップに選んだのは、文章を綴る「Webライター」。
なぜWebライターを目指したのか、その理由を伺いました。
限界を感じた保険の仕事
――まず、長年勤めていらっしゃる保険営業のお仕事について聞かせていただけますか?
簡単に言うと、お客様のもとに出向いて保険商品を提案する仕事です。
完全出来高制のため自分の頑張りが反映される環境ですが、裏を返せば数字が取れないと給料が下がり解雇されてしまう厳しい世界。
新規の契約を獲得し続けなければならないのが大変な点です。
――数字との戦いなんですね。お客様の都合に合わせて勤務するスタイルなのでしょうか?
はい、そうなんです。
アポイントが入れば土日祝日関係なく働き、予定が入っていないときに休みを取ります。
また、お客様のもとに直接伺う際は、多いときで一日500kmも車で移動するんですよ。
――500kmですか?信じられないです!
私は運転が好きなので若い頃は平気でしたが、年齢を重ねていくうちに体力的なつらさを感じるようになってきました。
さらに、営業先で暴言を吐かれたりひどい扱いを受けたりすることもあり、こんな思いをしてまで仕事を続ける意味はあるのかな?と疑問を抱くこともありましたね。
ラストチャンスにかける想い
――大変な経験をされながらも長い間お仕事を続けられてきましたが、次のステップとしてWebライターを目指した理由はなんですか?
実をいうと、私は人付き合いが得意なタイプではないんです。
一人でいるのが好きだから、家にいながらできる仕事がよいなと。
同時期に保護猫を飼い始めたこともあり、一層在宅ワークに惹かれました。
――しおんさんは社交的な印象なので、とても意外です!在宅ワークのなかでもなぜWebライターだったのでしょうか?
私にできることを考えたときに、まず同年代のなかでPC操作が得意だと思いました。
そんなときに、InstagramでWebライターという職業を知り「そういえば昔から書くことが好きだったな」と思い出したんです。
色々な職種を経験しましたが「書くことが好き」という気持ちだけは変わらなかった。
必然的に「私にはWebライターしかない!」と思ったんです。
これが最後のチャンスだと思い、Webライターになる決意をしました。
培ってきた知識をたくさんの人へ
――経験豊かなしおんさんですが、今後はどんなジャンルの記事を書いてみたいですか?
やはり、長年働いてきた保険関連については書いてみたいです。
研修も多く受けており、NISAやiDeCoといった資産運用の知識もあるので、ライター業にも生かしていきたいですね。
――15年以上保険のお仕事をされてきたしおんさんが書く記事は、説得力があって需要も高そうですね。
そうだと嬉しいです。
ただ、私は保険加入が必須だとは思っていないんですよね。
人によっては不要な保険もあるので、私の経験を踏まえて記事を書けたらと思っています。
そして、最終的には家計管理や投資に特化したライターになるのが目標です。
運命の出会い“タイ”
――素敵な夢ですね!ほかに挑戦したいことはありますか?
私が本当に好きなことは海外旅行なんです。
基本的に一人旅なのですが、今まで一度もツアーを利用したことがなく、ほぼノープランで現地でやることを決めるのがお決まりのスタイル。
ですので、海外一人旅についてはかなり詳しくお伝えできると思っています。
ただ、無計画で旅に出るのでトラブルに巻き込まれることも多いんですよ。
その度に、もっと準備してこればよかった、またやってしまったなって思います(笑)
――毎回刺激的な旅になりそうですね!タイには25回以上訪れているとのことですが、初めてタイを訪れることになったきっかけはあるのでしょうか?
学生時代は寮生活をしていたのですが、そこにタイ人の女の子がいたんです。
現在タイは人気の旅行先ですが、当時はあまり知られておらず、私もタイと台湾の区別がつかなかったくらい。
彼女と仲良くなり、夏休みの帰省に合わせて一緒に渡航したのが、初のタイ訪問でした。
タイ滞在を通して抱いた“旅行ライター”への憧れ
――なるほど。里帰りに同行したことがきっかけだったんですね。
タイでは、観光地だけでなくスラム街にも行きました。
タイは、日本と違って約束という概念がないのでは?と思うくらい、時間に対して考え方が緩いんです。
また当時は発展途上国といわれていて、現代的な建物が並ぶエリアと未開拓エリアの雰囲気が全く違うところも気に入りました。
なにより、現地の人が私のことをすんなり受け入れてくれたことがとても嬉しかったんです!
元々人付き合いが得意ではないから、学生の頃は悩むことも多かったんですよね。
だから私を温かく迎え入れてくれたタイ人の優しさに感動し、お気に入りの地になりました。
――素敵なエピソードですね!今後はタイの記事も書かれていく予定ですか?
はい、そのつもりです。
ですが、タイに限らず、さまざまな場所の魅力を伝える旅行ライターとして活動できればと考えています。
今は保護猫を飼っているため長期間の旅行は難しいですが、一泊二日の弾丸旅行なら行けるのではないかと思っています。
好きなことを楽しみながら、ライターとしての経験を積んでいきたいですね。
大切なのは一歩踏み出す勇気
自分のなかの“好き”という気持ちに正直に従ったことで、新たにWebライターへの道が拓かれていったしおんさん。
「今始めなければ、時間はどんどん過ぎていく」
インタビューのなかで最も印象的だったこの言葉が、今も心に響いています。
Webライターとしての今後をいきいきと語ってくださったしおんさんからは、タイの街中で執筆活動をする姿がすでに想像できました。
しおんさん、ありがとうございました!
しおんさんのnoteはこちら↓
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