見出し画像

【脚本】『Bitter Sweet Cristmas』(『アタシたちには明日しかない~Pieces of the Christmas~』より)

※この記事は有料記事です。
ですが、ご購読頂いてお気に召さなかった場合、返金申請を受け付けておりますので、ご遠慮なくお申し付けください。
また、もし読んでみて他の脚本もお読みになりたい場合は、マガジン(500円)にてお読み頂く方が確実にお得ですのでお勧めします。

昨日に引き続き、『アタ明日』スピンオフの短編を。
この『Bitter Sweet~』は、同公演で上演した短編の中でも一番キザでカッコいい、その名の通りビタースイートな短編です。
この話なら『艶姿河内六人娘』のように時代劇化もしやすいかもしれませんね。

『Bitter Sweet Cristmas』

登場人物
ジーン:ブロンドの少女
ジェシー:ガンマン
酔客

寒風の吹きすさぶクリスマスイヴ。
ジーンは男の頭に銃を突き付けている。

ジーン 「・・・どうして」
ジェシー 「なにが」
ジーン 「どうしてアタシたち、こんな風になっちゃったの」
ジェシー 「・・・」
ジーン 「答えて」
ジェシー 「・・・」
ジーン 「ねえ、今日はクリスマスイヴよ」
ジェシー 「あれから3年か。小娘もずいぶん大人びた」
ジーン 「あなたこそおじさんになったわ」
ジェシー 「(ふっと寂しげに笑う)出会った時から、こうなる運命だった。出会った時から・・・」

ここから先は

3,598字
この記事のみ ¥ 100

いつもご購読ありがとうございます。 サポート頂いた資金は脚本・プロデュースの活動に充てさせて頂きます。