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イスラエル日記Day93「わたし以上に、わたしのこと」

さてさてイスラエルにきて、何日目なのでしょうか。
毎日投稿しないと、わからなくなる。

93日目でした。もう3か月が経ったのか。
もっと長くいるような気分。

22.9.2023

新年を迎えておりますイスラエル。
日本の、新年おめでとう!ハッピーニューイヤー!
みたいなこととはまた違うイスラエル。

わたしもよくわかっていないのですが
日本で言う元旦は、神様が門を開いてくれる日
そして約1週間後、大贖罪日であるヨーム・キプールに
神様に自分の罪を告白し、罪を悔い改める。この日は、断食。
そのまた一週間後、神様に罪を許されたというお祝いが1週間の間続く。このことをスコットという。

今年はちょうど、わたしの誕生日がスコットにかぶっている。
イスラエルで30歳を迎える。喜ばしいお祭りの間に。
今ここにわたしがいられることの意味をとっても感じている。30歳、特別な年になるだろう。

自分の人生どうしていくか、考え続けている日々。
いままでとはまた違う生き方がしたい。生きていく場所を、人を思う。
日本でやってみたいことがあり、すぐに具体的に行動できないからこそ、ああした方がいいこうした方がいいかなと、やってみないとわからないことが頭の中で永遠にぐるぐる。まったり生きている今なので。考える時間が無限にある。考えても仕方がないのです。やってみるしかないのです。そう思いながら、ノートに書くことはまた同じこと。どうやって生きていくか、具体的にどう行動していくか。

先が不透明だけど、よく考えたらそんな楽しいことないよな。
いってしまえば、どうにでもできる。自分次第。

久しぶりに詩織に話を聞いてもらいたいと思った。
話したところで、答えはわかっている。今わたしがわかっていることとわかっていないことと決められないことと。全部ある程度わかっているけど、詩織に話を聞いてもらう。

詩織とわたし、少しずつお互いの生活スタイルは変わってきた。
わたしは一人きまま、仕事もやめた。詩織は結婚し、子どもが生まれ、新卒で入社したところで働き続けている。
同じ大学にいて、同じようにバイトして遊んでいたときとはすっかり変わった。
でも何かあった時に、顔が浮かぶのはやっぱりあなたなんだよな。

答えは結局自分が出さなければいけないと思って、人の話を今まで聞いていた。どうせ決めて責任取るのはわたしだからって。
でも案外自分じゃない誰かの方が、わたしのことをよくわかっている。自分じゃ選択肢に入れられないような答えをふっと差し出してくれることがある。そういうことに、とっても救われた半年ちょっとだったから。
とっても当たり前のことなんだけど、人の話は聞くほうがよい。
「もうこれ、自分で決めたから」って突き進むことがあってもいいけど、その前に、肩の力を抜いて相手の話に耳を傾ける。そういうことがわたしには必要なんだ。そしてもちろん最後の最後は、すべてひっくるめて自分の荷物として背負って進んでいく。

日中もテラスにいられるほどの気温になったエルサレム。
この日記ではいつも気候の話をしている気がする。
気持ちよく過ごすということに、気温とか湿度とかお天気って大きくかかわってくるのだなと強く感じる。

エルサレムのお天気のような
昼間は強い日差しでエネルギッシュ、朝晩はひんやり、そして一日中気分はカラッとみたいな人でありたい。そんな生き方がしたい。

ちなみに楽器でいうと、バイオリン。
力強くて、凛としていて、上品で、それでいて繊細な音色。
コンサートにいって生の演奏を聴いてからすっかり虜になった。
バイオリンみたいな女性。いい。

植物でいうと、ゆり。かな。
これは知人に言われたから。ゆりみたいだね。それがなんだか嬉しかったんだよなあ。

他にもあるかな。もうないか。

明日は山に登る。ぽつぽつと植物が生えているイスラエルのはげちょびな山が、見晴らしがよくて好き。
朝の涼しい時間に出発です。



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