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2023.10.10-11エルサレム(5・6日目)

帰国前に書いたもの。
たくさん書きたいことはもっとあった。いろんなことを思った。
でも今はこれだけ。

10.10.2023
4日目の夜
・メンディーさんが、迎えにきてくれてメンディーさんのお家でシャクシューカを食べる。
とってもおいしかった。

攻撃を受け始めた日、本当はわたしとメンディーさんの息子であるイシャイの誕生日会が開かれる予定だった。2人とも30歳になった。誕生日は2日違い、同じエルサレムの病院で生まれた。同じアパートのお隣さん、毎日行き来し一緒にご飯を食べていた。とても深い関係性がずっと続いている。

・気持ちが完全に固まる前の、でもそんなゆっくりしてられないすぐ行動しなければならない、というような状況がいまなので、日本に早く帰ることを決めたけれどとても気持ちが揺れ動く。

イスラエル人は戦争でも戦争じゃなくてどこにも動かないと言われ、ああわたしのホームはイスラエルじゃないんだなって悲しくなったり。
この期に及んでそんなことを思ったりする。

ウクライナの戦争が始まった時、市民が皆逃げられると良いと思った。でも自分の暮らす街や国を離れるというのはとてつもない痛みを伴うものなんだ。そんなこと想像したことがなかった。
家族や友人を残して、国を去るということ。自分の国を守りたいという思いと、安全な場所に移動したいという思いと。
その国と、土地と共に私たちは生きているんだ。

イスラエルで仲良くなった友だちたちと電話。直接さようならを言えない悲しさがあったけど、また必ず来ると伝える。I will come back to Israel.

・空港にて
これでわたしの旅が終わってしまうことがさみしい。今はなぜかアドレナリン出て興奮モード。ひとり警戒体制MAXな状態になるとどばっと出るのがわかる。これからどっと疲れそう。

みんなが無事に夜を越えられますように。

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