のぞきみるーる 2023年5月1日 15:00 町の南に毎年冬になると鶴が集まる沢があった。僕は旅鳥に憧れ毎日見に行く。僕の家は伝統を継ぐ陶芸作家の家系。鶴のように旅に出れたら…。家に帰ると窯の前で親父は仕事していた。僕は都会に行きたいと伝えた。「あの鶴の旅は目的がある。おまえの目的は?」窯の燃える音に鶴の鳴き声が重なった。 #小説 #ショートショート #三題噺 #読み間違い 10 より一層よい作品作りに努めます。サポートして頂けたら幸いです。 サポート