グラン・ツール・せとうち!
グラン・ツール・せとうちにいってきた!
わたし自身は愛媛県の出身なんだけれども、自転車を始めたのは最近なので、地元を走るのは今回が初めて。ということでとっても楽しみにしていた。今回は140kmのコースで参戦。
◆前日
観光も兼ねて前日に現地入りすることに。
新尾道駅に到着。駅前に自転車組立用のスペースがあって、さすがである。ちゃちゃっと輪行解除して少しぶらぶら。ほほー、これが噂のONOMICHI U2かぁ。おしゃれな壁は撮影スポットになっているらしく、スマホを差し込むのにおあつらえ向きの溝が入った台が設置されていた。
その日の探索はほどほどにして、翌日に備えて早めにおやすみした。
◆当日
それなりに早起き。受付開始の7:45に間に合うようにスタート地点の向島運動公園に向かう。まず向島まで船で移動。5~10分おきに島を渡す船が動いている。地元の足のようだ。
到着。結構なお祭り感のある演出。さすがに人も多い。世の中にはこんなにたくさんのサイクリストがいるんだなぁという気持ちに。
出発。このイベントは、完走目安タイムこそあるけれど、競うものではないので自分のペースでまったり走ればOK。要所要所で若干きつめの坂もあるけれど、基本的には穏やかな道のりである。朝方は少し肌寒かったが、すぐに気温も上がってきて、海風が気持ちいい感じだった。
大きな橋の入り口に差しかかるたび、勾配3~4%程度の緩斜面になる。このくらいの坂なら、いわゆる角度のある平坦なので、それなりに成長したもんだと実感しながら淡々とのぼる。
このあと、1つだけ事件が起きた。
スタートから33km地点のエイドステーション、生口島のシトラスパーク。ここが今回のコースで最大の難所らしい。最大勾配は10%ちょい。
のぼり口の時点で坂みのある風景が広がる。
※走行中なので残念ながら写真はありません
周囲が一斉にガチャンガチャンガチャン!!とインナーにしていく音。負けてたまるかとは思いつつ、全長がそれなりにあるので、適当なところでわたしもインナーに切り替えて進んだ。
途中でイベントガイドのお姉さんが、ペースダウンした方に声をかけている。
「がんばって!そこのカーブを左に曲がったらすぐ頂上ですよ」
ほぉ??ならここで1回脚使いきっちゃうか♪
フンッフンッ
左に曲がる。
んんん???
まだまだ長いのぼりが続いているし、曲がった先は見えなくなっている。
だまされたwww
順調にここで1回使い切りました。
エイドステーションでいただいたレモンサイダー?とサブレがめちゃくちゃおいしかった。広島テレビの方に声をかけられる一幕もありました。
ひとしきり脚を休めて、再び淡々とこぎ進む。すると橋の下に何やら人だかりが。
あ、あれは!例の聖地ではないですか。ついに来ることができた。感無量です。
さてさて、スタートから73km地点の今治市・糸山公園が折り返し地点になるわけですが、ちょいとうっかりしていた。実は折り返し地点には通過タイム制限があり、12:50までにここを出発しないといけないことになっていた。道中まったりしすぎて、到着したのが12時半過ぎ。結構バタバタした折り返しスタートとなった。
序盤こそ集団で団子状態だったけれど、折り返し地点に来る頃にはある程度バラけて、走りやすくなっていた。とはいえ、全体の数が多いのと、ちょくちょく緩斜面のたびにミニ団子状態が発生するので、うまく走らないといけない。ペースを合わせるのが難しいところは、様子を見つつ先に行かせていただいた。前方・後方確認をしっかりして、追い抜き時の並走状態ができるだけ短時間で済むように心がけた。
復路では生口島で寄り道したいところが数か所あった。今回は残り時間などを見て1か所だけにすることに。瀬戸田のジェラート屋さん。トリプルでピスタチオ、伯方の塩、瀬戸内レモンをいただく。
100kmを超えたあとはさすがに脚に疲れが出てきていたし、予定していた寄り道もできたので、そのあとは安全にゴールすることだけを考えて進んだ。
ゴール直前の坂だー。周りでも「がんばってー!踏んでー!」みたいな声が聞こえる。よっしゃー踏むぞー。勾配6%、500mくらいの坂。ここで燃え尽きるつもりで踏み抜いた。
やったーーー!
なお、このあとの時間帯にアップロードしたどなたかによって、5秒ほどの差でQOMを奪還されました。ひと時の夢だったね!
無事に完走しました。穏やかな道のりだと思っていたけれど、こうして見るとそれなりにのぼってはいたんだなぁ。
◆ゆるい感想
終始景色もよくて、本当に楽しかった!終わった瞬間に、次はいつ来ようかなって気持ちになった。今回のコース外だったところも、ちゃんと走ってみたい。
◆番外編
滞在中のあれこれをちょっとだけ紹介。
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