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猫狭間: 松にも喰らいついていきたい!

TrainerRoadのメニューを少し減らした分、Zwiftでもゆるぽたをしてみようかなって思う日が増えた。思い始めた頃にMakuri Islandsがよく出るようになったので、短めのコースからちょこちょこと。さすがにゆるぽただとこいだ感があまりないので、たまにスプリント練習をやってみたりしていた。

そんなこんなでうっかりZMP値を更新してしまう・・・

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ということで、今週の猫狭間から強制的に松になった。

梅でも竹でもろくに実績を残せないまま、数値だけで松になってしまった。どう考えてもこれは破滅への輪舞曲(ロンド)。おそるおそる過去の動画をあさってみると・・・ほらぁああぁぁ!全然平均パワー違うじゃあああん!むり。こんなところで戦えない・・・て感じで前日の夜はめちゃくちゃ落ちていた。もうわたしの猫狭間は終わった。まじめにDNSしようと思った。

が、ひと晩明けて思い直す。とりあえず1回は参加しよう。1回目でボロックソに死んだら次から参加頻度を下げよう・・・

どうせ参加するなら、できることは何でもやりたい。ということで、コースを確認。ラッキーなことに、つい先日ゆるぽたしていたMakuri IslandsのChain Chomperだった。お城とかダートとかをひたすらのぼる、ゆるぽたのテンションだと割ときついコースだった。

これは不幸中のさいわい!パワーでは圧倒的に負けていても、のぼりが多いなら、そこだけに集中して差を縮められるかもしれない。ちょっと元気が出た。

問題は機材。さすがに猫狭間に何回か参加して、Zwiftでも機材の差がモノを言うことは理解し始めていた。が、問題は、まだ自分のZwiftレベルが低くて、大して機材を選べないということ。今はなけなしのドロップで買ったSpecializedの軽いやつと、これまたラッキーなことにTrainerRoadと並走していたAlpeで引き当てたLight Weightを使っている。

ダートがあるからグラベルだとか、舗装で差が出まくるからやっぱりロードだとか、みんな盛り上がっていた。わたしもいろいろ検討したけど、Zwift Insiderや猫天さんの検証動画などを見て、素直にいつものロードに乗っとくのが無難と判断。

当日。落ち着きなくウォーミングアップを始め、Meet Upに突入。今日の目標は1周。1周ちぎれないようにがんばる。参加することに意義がある。完走だ、完走。

スタート。いつもは、ちぎれたら追いつけないという恐怖から、とにかく前の方を維持しようと序盤にがんばりすぎてしまい、終盤でみんなが加速するのについていけない展開が多かった。今日は松だから、そんなことでは完走も危うい。ほんとのほんとに最終局面までは、集団の中に潜り込む戦法でいくことにした。そうでなくてもパワーが違いすぎるのだから、余計なところで脚を削るわけにはいかない。

そうすると、おや?開始早々にお城坂があることもあり、集団のペースが想定よりゆるやかだぞ。お城の坂でちぎられなければ、1周はいけるか!?とにかく1周目のことしか考えていなかったわたしは、お城坂でまじで踏んだ。ダートの坂で脚使い切ってもいいから、とにかくここはがんばる。なんとかなった。

そのあとはほんのちょっとだけ下るシーンもある。どうやらわたしは軽量級の部類になるらしく、下り坂ほど置いて行かれるリスクが高い。ということで、みんなが脚を休めているであろう下りに入っても、わたしはガンガン踏んだ。わたしだけ1W/kgくらい大きくなっているけど、ここは必要経費。

さて、問題のダート坂。ここは本当に長いから、最初にがんばりすぎるともたない。真ん中くらいまでは中盤以下にならないようにしよう。前に飛び出してる人を追いかけず、冷静にのぼった。

そのあとはガーッと下り。ここはさっきと同様、過度に置いて行かれないように加速するところはしっかり踏んだ。自分が前に出たらちょっとゆるめて、誰かに先に行ってもらう。ほんの少しこれを意識するだけで、レース中でもペースを落とさずにちゃんと休めることが分かった。

スプリントゲートをくぐって2周目。やった、集団からちぎれずにここまで来れたぞ!あとは淡々とさっきのやり方を繰り返すだけだ。どうせみんな終盤になったらびっくりするほど加速するんだ。わたしの戦いはもうこれで十分だ。あとはついていけるところまでついていこう。

そう思っていた。

おやおや??2周目のダートで、みんながどんどん下がっていく・・・

チャンス!!!

最近、パワーの絶対値がどうがんばっても上がらないことで、結構悩み始めていたのだが、本当に心から、軽量級ゆえのPWRに感謝することになった。まじで踏んだ。もうここで息絶える勢いで踏んだ。ここで数秒でも突き放しておかないと!ちょっとでもゴールまでの時間を稼ぐんだ。

ここで最終スプリント集団以外のみなさんを20秒くらい離すことに成功した。

そのあとの下り。お互いに様子見しながら代わる代わる頭を出して進む。残りの距離的にゴールは近いぞ。出た、スプリントゲートだ!表示が200mもない。これならがんばれる!もうここで脚を折るつもりで必死のスプリント。

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結果はどうやら5位でした。が、最後のスプリントがかなり団子状態で、3~5位まではほぼ同着。これは、結構がんばったのではないでしょうか!?

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QOMもとれていた!

直前まで本当に半泣き状態だったんだけど、意を決して参加してよかった。改めて自分の強みも理解できたから、今後のトレーニングやレースに生かそう。

素直にうれしい!

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