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会いに行けるセンセイ香川へ出張

会いに行けるセンセイ」という活動をしている現役教員で、一般社団法人ハンズオンの代表理事もしている複業的な働き方をしているのざたんです。

本日は香川県の「西宝町みんなの居場所」に招いていただき、会いに行けるセンセイ@香川を実施してきました。

会いに行けるセンセイとは?

現役の先生と話したい、相談したいという人と学校の外で会って対話するという取り組みです。「学校の先生に本音を伝えられない。違うと思っても相談する先がない。教員という職種の方と話せるだけで安心できた」「学校でも家でも伝えられない、ただ思っていたことを伝えられるだけで安心できた」など、自分の悩みを打ち明けたり、自分の学校の先生とは異なる“セカンドオピニオン”の役割として2020年8月から実施している活動です。

ご縁をいただき香川へ

お仕事関係で高知で縁があった方から、連絡があり「転居先の香川に子どもの居場所を作られている方がいて紹介したい」と情報をいただきました。オンラインでお話させていただいた際に、心がスッキリしたとのことで、興味をもっていただき、8月のオープニングイベントにと招いていただきました。

(こんなに、大体的に紹介いただいておりました💦)
というわけで、日帰りの香川出張。

大人と子どもが共存する空間

いただいた情報を頼りにして、車でのんびりと香川県高松市まで。高知からだと2時間ぐらいで着くんです。休憩をとりながら、「西宝町みんなの居場所」へ。

子ども食堂と、書道教室が共存するような形で、実施されている様子。到着したときには、大人が書道を、子どもが食事の準備をしておりました。同じ空間をシェアされていて、ステキな印象を受けました。分けなくてもいいんですよ。お互いの空気を感じ取ることって大切です。

いつもどおりの対話の場

そこに共存する形で、会いに行けるセンセイを実施させていただきました。午前と午後とに分けて、いらっしゃった方とお話を。

香川と高知の地域の違いによる相談ごとや、地域に関わらない相談ごとが存在することを実感しながら、私が持っている情報のかけらをつないでシェアいたしました。
話を聞けば聞くほど、おうちの方々の悩まれている観点や、気になっていることが共有され、私からお届けできることを選んでお伝えする。リアルな場であり、少人数で対話できる環境だからこそ、その場でアレンジしたものを紹介できたと感じております。いらっしゃった方からの質問にも回答し、少しでも子どもの育ちの支えになれたのではないかと。

↑ステキな形で紹介していただきました。

帰り道で感じたこと

終わったあとにも、子どもたちや主催されている桜陽さんとも話しをさせていただきました。その場にいらっしゃるみなさんが感じとっていることや、実践されていることが「学び」だなと感じたんです。自分のこととして捉えたり、社会とのつながりを感じたり。こういうことでいいんだよねと。

教室のチラシに「字と心は繋がっている」と書かれているのを見て、まさにそうだなと。教育分野(企業においてもですけど)心(emotional)な部分が注目されていたりするのですが、学校現場ではまだまだという印象です。Social and Emotional Larning(SEL)って言葉を出しても「?」ってなります。

こちらの本でも紹介されていますが、マインドフルネスを取り入れたり、SELの重要な要素の1つとして、Self Awareness(自己の理解)が紹介されていたりします。そういった情報が「ある」ということだけでも、少しでも多くの必要としている教育のステークホルダー、特に学校の外側で情報を欲している大人たちに届けばいいなと改めて感じました。

初めて県外からお招きいただいた案件でしたが、実際に足を運んでお話することの大切さをあらためて実感することができました。私自身、ただの学校の先生でしかないのですが、隣の県の方々にも少しはお役に立てたのではないかなと。こんな先生が世にはいるのですよと知ってもらえるだけでも何かの支えになるのではないかと。

また、必要な方に、必要な環境に、このような機会を届けることができれば少しでも「不」が解消されるのかなとも感じました。教員をしている関係で動きづらい部分もありますが、相談いただければ検討はできそうだなと。実際に今回は実施できましたし。

もし興味のある方がいらっしゃいましたら以下のHPからお問い合わせください。

急いで時間をとってほしいという方はこちらもあります。


いただいたサポートは、誰でも教員と会って話せる『会いに行けるセンセイ』の活動に利用させていただきます。