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そのこだわりに意味はある? 仕事の質を上げるには

最近仕事をしていて感じることがある。

サービスの機能的な面で勝負をするとジリ貧になる。

起業の準備をしている中で、サービスの質にこだわるのは大切だが、こだわるポイントが違うのではと思うことが話を聞いていて多々あった。

機能的なクオリティは逓減する。

考えてみてほしい。
とっても味にこだわっているラーメン屋さんがある。
そこのラーメン屋さんはめちゃくちゃ努力して味を日々磨いている。
今のラーメンをもっと美味しくできないかと時間もお金も投下して腕を磨いている。

これだけ聞くととっても良いラーメン屋さんで正しいと感じる。
しかし、これは間違っていると思う。

何故かというと、既に美味しいラーメンともっと美味しいラーメンの違いをお客さんはわからないからだ。
一般人からしたら、90点のラーメンと95点のラーメンの違いなんてわからない。

私からしたら、80点のラーメンを超えた時点でもう十分に美味しい。

80点も90点も95点も私からしたら、味の満足度は変わらないのだ。

クオリティと満足度が逓減しているグラフ

なので、90点を95点の味にするのに時間とお金を投下するので、あれば違う部分に投下した方が良いと言える。

集客にもっとお金を使うでも良いし、限定メニューを増やすのでも良い。
お客さんの満足度を上げる施策は他にいくらでもある。

ここで、考えて欲しいのは今あなたが持っているこだわりは成果に効果的なのかだ。

職人気質の人ほどクオリティにこだわりを持っている。
それ自体は素晴らしく尊敬しているが、意味があるこだわりなのか。

スマホのカメラ機能で競っているのもそうだ。
前回のスマホと今回新しくでたスマホ、カメラの性能しか変わらないということがある。

これは全く意味がないと思う。

90点のスマホカメラの質と95点のスマホカメラの質を私たちは見抜けない。

私はiphone13を使っているが十分綺麗な写真は取れる

昔、ガラケーが流行っていた時代、ガラケーを製造していた会社が何で競っていたか知っているだろうか。

どれだけ軽量にできるかだ。

数gの差をこぞって競っているのだ。
はたしてお客さんはその数gの違いでガラケーを選ぶのだろうか。

絶対に違う。むしろ、携帯よりも重いキーホルダーをつけていたことから全然重量は気にしていないだろう。

懐かしのガラケー

そんなことを競っているうちに、重量ではなく別の価値を追求したスマートフォンが台頭し、ガラケーは衰退した。

今自分がやっているこだわりは意味があるのか?
常に自分が何にこだわっているのか、こだわった結果これはどうなるのかを自問自答している。

成果から逆算した時、求めれているものから逆算した時、何が効果的を考える癖をつけると新しい価値が生まれるなぁと仕事をしていて学んだ。

仕事にこだわりを持つことは大事だが、どこにこだわるかで成果が全然変わってくると思う。

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