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どこもかしこも美容液だよ

いちおう仕事をしているので普段からお化粧したりスキンケアしたりする。

さて、スキンケア化粧品の品目として存在する「美容液」。これってもともと、化粧水と乳液の間に使ったり洗顔直後に使ったりする「スペシャルケア品」を指していたのではなかったか。

最近はその域をすっ飛ばし、なんにでも美容液と名前をつけるのが流行っているのだろうか、と思った出来事。
家にあるスキンケア品・ボディケア品をざっと見てみたときのことだった。

「唇用美容液」…リップクリームですね。
「ボディ用美容液」…ボディミルクですね。
「ハンド美容液」…ハンドクリームなのでは。
「爪用美容液」…ネイルケアオイルだな。
「UV美容液」…日やけ止めではないのか。

家にある「通常の顔面用スキンケアに組み込む美容液以外で、美容液と名前の付けられたもの」だけでこれだけあった。

まあたしかにスペシャルケアと言われればどれもそうなんだけど。何をもってして美容液なのか、その基準はとくにないんだろうな。

ちなみに国内最古の美容液は、コーセーが1975年に発売した「R・C リキッド」だそうだ。なぜか知っている豆知識。その2年後にやはりコーセーが出した2番目の美容液「モイスチュアエッセンス」は今も売っていて、私も使ったことがある。

なんにでも美容液と名前をつけたがる気持ちはよくわかる。まず文言が美しいし、字面もいい。そういう名前が付いているだけで、なんとなくハイクラス感が出る。
なにより美容にいい液体、だからな。

ところで私が1番使ってよかったと思った美容液は、人生初の美容液だったちふれ化粧品のもの。当時数百円くらいで買えたと記憶しているのだけど、普通に化粧水と乳液でのスキンケアに1品加えるだけでこんなに顔面がツルッツルになるんだと思った。

そのちふれの美容液、リニューアルはされているものの現在も880円で売っているらしい。現在のものは使っていないから無責任な発言にはなるが、過去の記憶を遡った限りはたぶん基本に忠実な保湿系なんだろうなと思う。

「なんでも美容液って付けりゃいいってもんじゃねえぞ」と思って書き始めた記事なのに。
予想外にちふれの美容液が懐かしくなるという結果を生んでしまった。

とりあえずまた使ってみるか、ちふれの美容液。

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