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過去の未来の現在からの未来がもうすぐだなと。

最近近未来のテクノロジーについてよく読んだり観たりしている。

先日発売になった"ミラーワールド"を特集したWIREDが面白い。
"ミラーワールド"とは現実世界を測定、数値化して得られる現実世界のデータ空間である。
今後、普及することが確実な自動運転では"ミラーワールド"のデータを元に現実世界を走行する。
ポケモンGOのように"ミラーワールド"にはポケモンが存在するだろうし、自分自身も『レディプレイヤー1』のように思い通りの姿になれるだろう。
AR(Argument Reality)・VR(Virtual Reality)という"拡張現実"・"仮想現実"のようなテクノロジーによって生まれる"現実"を総称してXRと呼ばれるらしい。
テクノロジーの進歩によって現実世界は数ある"現実"の一つにすぎなくなり,RR(Real Reality)という名のXRの一部になると予言される。
WIREDを読むと次々生み出される技術により新たなる未来が一歩ずつ着実に近づいて来ているのを感じる。
そして、各技術者が描く未来がすぐ先に見えるようでワクワクする。

自分はいま28歳だが、少し昔を振り返るだけで今も過去の未来であると感じる。
誰もが使うスマートフォンはドラえもんに出てくるひみつ道具「おこのみボックス」によくなぞらえられている。
"テレビ"にも"レコードプレイヤー"にも"インスタントカメラ"にもなる「おこのみボックス」は当時の子供達からしたら夢のアイテムでありどれだけ欲したことだろう。
スマートフォンの登場は大学時代だった。
高校生の頃はほんとんどの人がケータイを持ち、メールで連絡を取り合っていた。
中学生の頃はケータイを持つのは疎らで、学校での連絡は"連絡網"でクラスメイトの家の固定電話にかけなければいけなかった。
小学生の頃に初めて家にパソコンがきて、インターネットが繋がった。
回線に繋いでる時間だけ料金がかかるので度々回線を切りながらネットを観ていた。

小さい頃はカクカク動く”テレビ電話"が革命的な技術だったし、"Skype"で手軽に連絡できるようなった時は驚いたし、スマホでビデオ通話するのは当たり前になった。
気づいたらXR技術で相手が同じ空間にいるように感じながら通話することが当たり前になっているだろう。

こんな話をしてたらスマホネイティブな"Z世代"には軽蔑した目で見られそう。
思えば自分もおっさんになったな。

WIREDを読んでから 未来のことを考えていたので、最近海外ドラマの"ブラックミラー"をNetflix見始めた。
"ブラックミラー"は少し未来を描く海外版世にも奇妙な物語。
描かれる世界はVRやアバター、人の人格をコピーする技術等が浸透している。
そして浸透したテクノロジーに振り回される(大抵は悲劇の)姿が描かれる。

子供の頃の自分が今の世界を見たら、「世の中の人が小さい画面に釘付けになっている世界」をディストピアに感じるかもしれない。
それよりも、精細な画質の携帯ゲーム機があることに興奮する方が強いだろうけど。

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