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「短歌人」2022年5月号 月詠5首

水涸れの市営プールはドローンの練習場所として生かされる

灰色の字面の寂しさ引き受けたドローンと見るキエフ近郊

戦争が始まったのに三分の遅れで謝る電車は走る

掛け違えたコートのボタンはそのままにランウェイ歩けば正しく見える

検索窓に「眉毛」スペース「書くやつ」と打ってやっぱり「描くやつ」にする


選歌を受けた以上の5首を「短歌人」5月号の会員2欄(P89)に掲載していただきました。

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