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育児は覚悟とやさぐれを半々持ち合わせといたほうがいい。特に障害児育児は

「いや、もうあかん。や~めた」

そう言いたい、おかあさんたちはごまんといるでしょう。育児放棄っちゅうやつです。

先週は、私は仕事に育児に試験に、とかなり忙殺されてしまい、もうだめ、白旗あげて、児相に電話してしまいました。

そのお話を今日は少ししたいと思います。

我が家は4歳になる双子と1歳になる男児、そして夫との5人家族。

夫はサラリーマンで、基本私がワンオペ育児です。転勤族なので、今の場所も縁もゆかりもなく、親も近くにいないし、知り合いだっていません。

孤立した育児を余儀なくされています。

厚生労働省が発表している虐待の要因というのがあります。


(1)  リスク要因を持つ家庭への支援
[1]  リスク要因とは
ア.  保護者側のリスク要因
 保護者側のリスク要因には、妊娠、出産、育児を通して発生するものと、保護者自身の性格や精神疾患等の身体的・精神的に不健康な状態から起因するものがある。
 リスク要因と考えられているものを挙げると、まず望まぬ妊娠や10代の妊娠であり、妊娠そのものを受容することが困難な場合である。また、望んだ妊娠であったとしても、妊娠中に早産等何らかの問題が発生したことで胎児の受容に影響が出たり、妊娠中又は出産後に長期入院により子どもへの愛着形成が十分行われない場合がある。
 また、保護者が妊娠、出産を通してマタニティブルーズや産後うつ病等精神的に不安定な状況に陥ったり、元来性格が攻撃的・衝動的であったり、医療につながっていない精神障害、知的障害、慢性疾患、アルコール依存、薬物依存等がある場合や保護者自身が虐待を受けたことがある場合が考えられる。特に、保護者が未熟である場合は、育児に対する不安やストレスが蓄積しやすい。
イ.  子ども側のリスク要因
 子ども側のリスクとして考えられることは、乳児期の子ども、未熟児、障害児、何らかの育てにくさを持っている子ども等である。
ウ.  養育環境のリスク要因
 リスキーな家庭環境として考えられるものは、未婚を含む単身家庭、内縁者や同居人がいる家庭、子ども連れの再婚家庭、夫婦を始め人間関係に問題を抱える家庭、転居を繰り返す家庭、親族や地域社会から孤立した家庭、生計者の失業や転職の繰り返し等で経済不安のある家庭、夫婦の不和、配偶者からの暴力等不安定な状況にある家庭である。
 また、リスキーな養育環境として考えられるものは、妊娠中であれば定期的な妊婦健康診査を受診しない等胎児及び自分自身の健康の保持・増進に努力しないことが考えられる。出産後であれば、定期的な乳幼児健康診査を受診しない等が考えられる。

これに当てはめると我が家の場合

・親側のリスクとして

元来性格が攻撃的・衝動的であったり(自分でいうなですが)

保護者が未熟である

・子ども側のリスクとして

双子が未熟児+1人障害児

3人の幼児

・養育環境のリスクとして

転居を繰り返す家庭、親族や地域社会から孤立した家庭


まさに、結構あてはまるのです。リスク高の家庭になります。

正直、いいます。育児は辛いです。特に一番の要因は障害児育児を誰の助けもなくやらなければいけない状況です。

それを背負い込みすぎて、私、今回、ついにSOSを出してしまいました。

このままでは破綻すると思い、行政の力を借りなければやっていけないと思った私は児相に電話しようと思いました。しかし、本当に児相でいいのか、たまたま三男を保育園に預けにいった際、園長先生がいらっしゃったので、聞いてみようと思ったら、なぜか涙が溢れでてしまい。園長先生が個室によんでくださり、悩みを聞いてくださいました。

育児が辛すぎて親族以外の前で涙を流してしまったのは初めてで、本当にしんどかったんだろうなと思いました。

園長先生は家庭支援センターというのがあるから、そこにコンタクトを取ってみるのがいいとおっしゃり、早速、コンタクトを取りました。

そうすると、私の状況を察してか、すぐに自宅まで市の方がきてくださり、話を聞いていただきました。そこで、一番助けられた言葉が。

「本当にしんどければ、一時保護もできますからね」

という言葉でした。正直、次男は手がかかり、長男がいるからこそ、なんでこんなのもできないのと、頭では仕方ないとわかっていながらも心がついていかないことがあります。特に自分がいっぱいいっぱいになっているときには。そうすると、どうなるかわらかない。その思いを受け止めてくださり、逃げ道を作ってくださいました。

「その日でも大丈夫です。夕方以降になると、手配が難しくなるので、もう今日はだめだと思ったら早めに連絡くださいね」

と、おっしゃっていただき、すごく私の心は救われました。

実際には預けることはなかったですが、この状況を夫にも伝えてもらい、共有してもらうことで少し、家庭の改善は少しですが、進んだのかなと思います。まだまだこれからですが。

すごく話は長くなったしまったのですが、私が今回の育児放棄直前にまで追いやられてた原因は、次男の育児に力を入れすぎてしまっていたことが一番の要因かなと思います。長男、三男と違い、次男は人の手を借りなけれれば自立できません。今も、トイレがなかなかうまくいかず、長男のときは勝手に、三男もいま、まさにトイレトレーニング中で、すごく何でも話わかってますねと保育園の先生にいわれると、嬉しい反面、次男は、、、ってなってしまうのです。

だからこそ、すごく力を入れて次男の育児に取り組んでいました。次男も怖かったと思います。現に、今、そのせいか、次男は私と一緒に寝ようとしませんし、2人になるのを恐れています。

育児、特に障害児育児は親にとってはとてもパワーがいります。健常児よりはるかに、比べるものではないほどです。だからこそ、疲弊も半端ない。でも、ほうっておくこともできない。親だからこそ。だから

障害児育児は

ある程度の覚悟、そして、ある程度のあきらめ、を半分半分持ち合わせていないと、親が倒れてしまいます。

そして、一番言いたいのは、逃げてもいいと思います。私は。

逃げて帰ってきてもいいし、やはりしんどければ逃げていい。もう親の責任とかの時代ではなく、これからは子育ては社会の責任の時代です。


児童福祉法(昭和22年法律第164号)
第1条 すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。
2 すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。

第2条 国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う。

第3条 前二条に規定するところは、児童の福祉を保障するための原理であり、この原理は、すべて児童に関する法令の施行にあたつて、常に尊重されなければならない


児童福祉法の第2条にも書かれているように、国、自治体に頼って育児してもいい。親が1人でするのではなく、国、自治体と一緒にやっていく。そう見方が変わるだけでも、育児に対する不安は軽減されるのではないでしょうか。






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