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地域特化型ボケ


上京して3年。

人の多さにも慣れて、段々と生活に慣れてきた。

幾何学模様にしか見えなかった目まぐるしい路線図も、解像度も上がり割と乗りこなせるようにもなってきた。

いちばん使うのは埼京線。
平日朝の時間帯はまあ激混みで。
東京の満員電車ってこれか、って毎朝必要以上に「東京」を感じて出勤してます。


今も1人でフラっと電車のって遊びに行くことも多いだけど、東京きたばっかりの時は聞いたことある地名にとりあえず行ってみたりしてた。

地元にいた時にテレビで聞いていた地名のイメージを実物を見に行って、それをすり合わせするのがなんか楽しかった。

一番印象的だったのは下北沢。
「下北っぽい」がよくわからなくて、なんかまあ、オシャレ汚い感じかななんて、雑なイメージで小田急に乗り込んだ。

「下北」なんて上下よくわからん地名だなって思ってたけど、実際ちょうど微妙な位置にありました。

実物を見て、「あっ、これが下北か」と思うくらいにはシモキタでした。

ヒト、店全てが「個」を主張してる。
人に理解されることをハナから念頭に置いてない個性。

確かにこの雰囲気は「下北っぽい」という形容以外の例えが浮かばないほど独特の匂い、景観だった。


テレビやYouTubeだと、東京の地名が比喩として用いられることは多くある。

東京に住んでみて、わかるようになった物がより増えた感じがする。


なかでも好きな例えがあって、

ネタ番組で芸人さんが、
「深さ」の例えで「都営大江戸線」を挙げていて死ぬほど爆笑した。

面白さと同時に、
それが理解できたことの嬉しさもあった。


こういう例えは当たり前に伝わらない人が出てきやすい。笑える人が限定されてしまうけど、コアになればなるほど面白い。

地元の同級生で集まって地元民しか知らない、通じない話が死ぬほど面白いのもそれ。

地元にある公園みたいな名前のスーパーが
無駄に駐車場広いとか、
デパート呼ぶにはちゃっちいけどスーパーにしては色々入りすぎてるよな、とか
入り口にあるポップコーンつくるキティちゃん突然喋り出すの子供怖くないんかなとか

そういうコアな地元ネタもっと増えてもいいのになって。


これ読んでる友達は大爆笑ですわ。多分。



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