親と子ども

 近ごろ、僕は両親に恵まれたなと思う。

何事もなく、保育園から大学まで通わせてくれてとても感謝している。周りの人やテレビ、本などを読んでいると、この一見当たり前に思ってしまいそうなことがどれだけ幸せなことかがわかる。


ここからは僕の偏見や先入観がだいぶ入るので、あまり真面目に読まないでほしい。


僕は地元では割と優秀な高校と大学に通っている。そこの同級生たちは家庭環境がしっかりしている。逆に中学の同級生で(大きい声では言えないが)道にそれてしまったような人は家庭環境がよろしくない。

ここでひとつしっかりと説明しておきたいのだが、家庭環境がよろしくないというのは決して片親しかいないというようなことではない。簡単に言うと、親の性格に少し問題があるというようなことだ。

ドラマや本を読んでいても、犯罪を犯す登場人物がたまに出てくるが、きっかけは大体家庭環境の悪さである。

こんな経験から僕は子供の人格形成には親や家庭環境が大きく関係すると思う。だから、今胸を張って自分の人生を歩めるのは何よりも両親のおかげである。もし、僕に子供ができたら子供にこんな風に思われるような親になりたい。

子供によい人生を送ってもらうためには親である僕が頑張ればよい。しかし、子育てというのはそんな簡単な話ではないと思う。子供の人格形成には家庭環境と同じくらい周りの同級生も影響する。

子供がつるむ友達が悪い子であればその子供も悪くなる可能性が高くなる。逆に、優秀な子とつるめば優秀になる可能性が高い。もちろん、同じような価値観の友達ばかりとつるんでいても考えが偏ってしまうのでいろんな人と関係を持つべきである。実際、僕も中学校などでいろんな同級生と接し、いろんな考えを吸収できとてもよい時間だった。

しかし、親としては心配である。悪い子と接しすぎて道を逸れてしまわないか心配になる。悪い子というのはどの地域にも存在する。なぜなら、一度その地域に悪い子が出現するとその悪い子は同じような価値観を持った地元の人と結婚する。その間に生まれた子はそんな親に育てられるため悪い子になりやすい。そうして、その悪い子は親と同じ地域の学校に通う。これが永遠に繰り返される。だから、悪い子はいなくならない。

こう考えると親は子が心配でたまらない。たまに親は子のことを思いすぎて言いたくないことも言うことがあるだろう。親は子が心配で言っているが、子からしたらうっとしいだろう。

実際に僕も親になんでそんなこと言うんだよと思ったこともある。でも、今ではそれは心配してくれていた証拠だったと言うことがわかる。


今更ですが、僕のご両親、僕を大学まで通わせていただきありがとうございました。




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