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異邦人

昨日で仕事納め。学童もお休み。ツマ、娘と正月物を買いに、十年ぶりくらいに上野アメ横へ。

が、北京語ばかりで日本語が聞こえてこない。店を切り盛りしてるのも中国人だ。上辺は同じに見えてもほぼ外国。パチモノのアメ横というより中華街である。いや、中華街より物騒な感じで、見あげれば、壇上より金網に入った警官がこちらを見下ろして監視している。ここは日本か?アウェイ感がハンパない。っつーか、海外の刑務所みたい。

あの界隈、日本人は住んでるのか?

以前、仕事で頻繁に東京都美術館に出入りし、そのついでで毎週のように通ってた町が、全く知らない町に変わっていて愕然とした。よく上野焼きや串刺しのパインとかイチゴを喰ってたんだよ。

串刺し屋さんとか、付き合いのあった店も残っていたが中身は見知らぬ人達で、背乗りされた家庭を訪問したかのような強烈な違和感が拭えず、結局、二木の菓子で申しわけ程度の菓子だけ買って、早々にアメ横を離脱した。っつーか、逃げ出した。ディストピア感の中、娘を連れ歩くのが怖い。的屋なんかより、全然ヤバそうなんだよな彼等。ナメてかからなくても殺されて埋められそう。

不忍池の鳥達も以前と違う

その後、不忍池へ。

よくビールを差し入れしてたリュウさん達は一人も残っていなくて、こちらでは代わりに南米人っぽい人等が大量にタムロしていて、たまに利用してたおでん屋達も、一軒ものこってない。ヤクでも売ってそう。

こちらも、ちょっとウロウロして、すぐ、帰路についた。

あそこは俺達がいていい場所じゃない。

なんだかな。

ヒデェ粗悪品

あと、アメ横で娘がやったガチャ、すげぇテキトーな出来で、型もデザインも日本離れした品質の粗悪品でやんの。

電車から、涙が滲む超好きな町の残骸を眺めながら帰宅した。サラバアメ横。

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