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5分で世界にレオキック。

5分あったら何ができる?

5分なんてすぐ溶けてしまうけれど、ウルトラマンレオなら2回世界を救える。すごい。

ウルトラマンは3分だと思われがちたけど、レオは違う。3分よりちょっと短い。
ウルトラマンたちの故郷はM78星雲だけど、レオはそのお隣から地球に来ている。遠いぶん、ちょっと短いのだ。不遇である。

加えて、レオは光線が出せない。カンフーブーム真っ盛りに誕生したレオの必殺技はレオキック。蹴りである。わざわざ遠いところから飛んできて、ドタバタ走り回り、最後は蹴りでやっつける。大変だ。不遇である。

でも、レオはすごい。企画会議で「ウルトラマンにカンフーさせたら子ども大喜びですよ!バカうけ!」と最初に提案した人を褒めちぎりたい。ゴーサインのハンコを押したえらい人も褒めてあげたい。

いまや、漫画もアニメも映画も、ヒーローは背負うものになってしまった。何かしら背負っている。業。闇。しがらみ。背負わなきものはヒーローじゃない。背負いすぎてリュックパンパンだ。だから、ちょっとコケると坂を転がり落ちていく。

子ども大喜びですよ!バカうけ!的ヒーローがもっとたくさんいたらいい。背中ガラ空きだけど、そのパワーがほしい。

そんな感じで世界にレオキックかましていきたい。

おわり。


待てうかつに近づくなエッセイにされるぞ あ、ああ……あー!ありがとうございます!!