ふわふわユニコーンファンシー自転車の謎。
朝、寝坊すると駅までチャリで爆走する。
寝坊した!というても、仕事場までけっこう電車に乗るので、時間はだいぶ早い。1日停めても100円のコイン駐輪場に自転車ですべり込む。時間が早いからまだまだ空いている。
こんななら駅前の駐輪場契約したほうがいいよね。でも、月額と使う日考えるとほぼ変わらないんだよね。だいたい空いてないし、とかなんとか言い訳を浮かべながら、よっとロックにチャリを押し込み鍵をかけた。
ふと、いつもとめる駅側の並びに子供用の自転車を見つける。そういえば、先週くらいからあったような?白とパステルパープルと溶けかけのクリームソーダみたいなファンシーカラー。ぬいぐるみのユニコーンを思い立たせる色合いの、高さハーフサイズのチャリ。
ワイヤレスイヤホンを付けながら、こんな早い時間に駐輪場に来るキッズはどんな子だろう?と考える。電車で遠くの小学校に通ってるとか?帰りに塾にいく足にしてるとか?まあ、何かしら理由があるんだろうけど、ちょっとふしぎであれこれ考えながら出勤する。
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クレームに捕まり、遅くなった帰り道。スーパーに寄って買い出しを済ませ、エコバッグを自転車のかごに放り込む。遅い時間だから、チャリのほとんどは帰宅済み。まだらに残ってるのは、わたしみたいな人か、しばらくとめっぱなしの違法?駐輪か。精算機にチャリンとコインをインして解除。
「精算が終わりました。周りに注意して、自転車を取り出してください。」
はーい、心で返事を返して、自転車に戻る。
あれ?
ふわふわユニコーンファンシー自転車、まだある。子どもが帰るには遅い時間だ。やっぱりふしぎ。
自転車にまたがり、過ぎ去り際に見ると、「撤去通告」の赤い張り紙がしてあった。
何かしらののっぴきならない事情かやむにやまれぬ事態がで取りに来れないのだろうか。ストレンジャーシングスで行方不明の子どもを探すとき、主人公の一人の警察署が「自転車は彼らのキャデラックやぞ」的なこと言ってたけど、たしかに子どもにとっての自転車はでかいよね。うーん、謎は深まる。
というか、落ち着いて考えたら、わたし一週間以上寝坊してるわけだ。もはや寝坊じゃなく平時起床だわ。やば。(めんどくさがらずに月極さがそう水曜日)
おわり。
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待てうかつに近づくなエッセイにされるぞ あ、ああ……あー!ありがとうございます!!