[CL札幌Best32]ネイティオ型ドラパルト概論(全文無料)
同僚がGWに家族で旅行に行ってる一方で、私は札幌にポケモンカードをしに行ってました。
初めましての方は初めまして、いつも記事を読んでいただいてる方はありがとうございます。
のっこです。
今回はCL札幌に参加し、Day1,Day2を通して11-3で20位という結果を残した<ドラパルト>の解説記事なります。
残る公式大会はJCSとWCSのみとなりましたが<ドラパルト>の基礎的なところから解説していくのでよろしければご覧ください。
カード名・特性は「」、デッキタイプは<>で記載してます。
▼環境考察
クリムゾンヘイズの環境は、<リザードン>・<ロストバレット>・<ギラティナ>・<ルギア>・<パオジアン>などのシェア率が高く、特に<リザードン>が少し頭抜けていましたが、その他のデッキも十分なシェアがありました。
しかし変幻の仮面発売を機に環境は大きく変化します。
「ドラパルトex」や「レガシーエネルギー」の登場で<ドラパルト>と<ルギア>でシェア率が40%を越えており、少なくともその2つのデッキには不利を取らないデッキ選択をしなければなりませんでした。
その中で作った候補デッキを紹介します。
・サーナイト
CL愛知はエクストラで参加していたため、久しぶりにスタンダードに戻ってきて最初に組んだのでリストが少し古いです。
<ルギア>には勝率がよかったですが、<リザードン>に対して勝率が安定せず没なりました。
・リザードン
シティリーグS4では「アンフェアスタンプ」を採用した<リザードン>を使用しましたが、「スグリ」の登場で「ピジョットex」や「リザードンex」が飛ばされるサイドの枚数が1枚減ると考えて「ヒーローマント」を採用しました。
各対面にプレイも自信がありましたがしかし<ドラパルト>に全く勝つことができない上に<ルギア>にも五分以上取れないと考え没になりました。
・ロストバレット
CL札幌5日前の自主大会ではこのリストを使用しました。
「トドロクツキex」を使用する対面が少ないと感じ不採用にしてその代わり「テツノカイナex」と「ライコウV」など環境で強い雷タイプのアタッカーを動かしやすいようにしています。
「基本悪エネルギー」は「トドロクツキex」が採用されてないと悟られないように採用しました。
<ルギア>に対して「テツノカイナex」を投げられたタイミングで「シンオウ神殿」を貼って倒さないといけず現実的に有利が取れず没になりました。
・ピジョット型ドラパルト
最初は一緒に調整していたこの<ドラパルト>を使おうと練習していたのですが、増えるであろうミラーで早く殴れる代わりに、「デヴォリューション」でシステムとアタッカーを狩られやすいピジョット型の評価は低く使いませんでした。
▼デッキコンセプト
デッキコンセプト解説のため先にDay1で使用したレシピを貼らせていただきます。
世間は先2「ファントムダイブ」を非常に高く評価していましたが、自分は<ドラパルト>というデッキはシステム兼アタッカーの進化元である「ドロンチ」をどれだけ盤面用意できるかが重要と考えていました。
「エヴォリューション」の枚数を2枚にしているのはこれが理由です。
先2「ファントムダイブ」は状況によってはそれだけで勝ちに大きく近づくこともあります。
しかし、ミラーにおいて先2「ファントムダイブ」をするということは、前の「ドラパルトex」は「ふしぎなアメ」で進化してるということです。
つまり、「ドラパルトex」の技を使うためにリソースを使用しているので、他の「ドラメシア」を「ドロンチ」に進化したり、「デヴォリューション」をケアできる盤面を作りずらいということです。
他対面でも急ぐ必要はなく、「ドロンチ」を多く並べておくことで「アンフェアスタンプ」などの強力な手札干渉が使われても復帰しやすい盤面を作ることを優先していました。
▼デッキ解説
Day1使用
Day2使用
こちらのお二方のリストを参考にさせていただきました。
一部採用カードについて解説します。
・シャリタツ 1枚
「ネオラントV」も採用されているので最初は使うタイミングがわからず不採用にしていましたが、序盤の事故回避と中盤以降盤面が細くなってきたタイミングで「なかよしポフィン」から置いておくことができアタッカーを作る「ペパー」や勝負を決める「ボスの指令」を探すことができます。
・ネオラントV 1枚
「ハイパーボール」から序盤の「ペパー」、終盤の「ボスの指令」をサーチするのに役立ってくれ「森の封印石」の貼り先としても優秀です。
「ピジョットex」のような確定サーチがないこのデッキには必須だと思っております。
スタートしてしまうリスクももちろんありますがそれ以上に救われた場面が多く、本番でもほとんどの試合で序盤救われたり最後の「ボスの指令」を持ってきて試合を決めることができました。
・ロトムV 1枚
手札にエネルギーがない場合には「ペパー」から「ネストボール」をサーチして「ロトムV」をサーチしてきます。
早いターンから殴り出すことをあまり意識していないので「エヴォリューション」を宣言できない時の保険として採用しています。
・かがやくフーディン 1枚
元は採用していませんでしたが、過去の自分をぶん殴ってやりたいです。このカード1枚だけで<ルギア>の有利不利も変わりますし、<ドラパルト>を意識した進化元70のポケモンを「かがやくフーディン」+「ファントムダイブ」で倒せることがとても大きいです。
・ハイパーボール 3枚
序盤「ドラパルトex」や「ネオラントV」など殴り出すために大事なカードをサーチしたり、山札に残しておいて終盤「ネオラントV」に触りやすいように枚数を減らす選択はしませんでした。
・ふしぎなアメ 1枚
「エヴォリューション」から進化することがコンセプトなので1枚採用。
「デヴォリューション」で進化先を剥がされるなど非常時にアタッカーを立てる用に採用しています。
1枚採用なので後半まで大切に残しておきましょう。
・ロストスイーパー 1枚(Day1はシンオウ神殿2枚目)
Day1で上位の方に<ミライドン>が多すぎたので採用しました。
「ロストスイーパー」が有効である<ミライドン>と<カウンターカイナ>と対戦しましたが結果使いませんでした。
・ポケモン回収サイクロン 1枚
ネイティオ型は「ポケモン回収サイクロン」で「ドラパルトex」を回収すると、「ドロンチ」から進化してエネルギー加速ができるので相性がとてもいいです。
・エヴォリューション 2枚
<ドラパルト>をメタるために「デヴォリューション」が多く採用されることを意識し真ん中に乗りたかったのと、盤面を強くするのに「ロトムV」よりも「エヴォリューション」を宣言したかったので2枚採用にしました。
・緊急ボード 2枚
元々1枚でしたが、「ネイティオ」がエネルギー加速できるのがベンチのみであるのでエネルギーがない状況からアタッカーを作る時このカードが必ず必要であるので2枚採用にしました。
序盤の「ペパー」では「エヴォリューション」をサーチしたいので「緊急ボード」は2枚採用で引き込みやすくしました。
また検討した不採用カードについて解説します。
・クレッフィ
主に<ロスト>系統に対してのカードとして採用を検討しました。
確かに<ロスト>対面では強いですが、このデッキは手張りが大事で入れ替えも少ないので、逃げるコストが重くバトル場に出辛いと思い不採用。
<ミライドン>が多かったので採用した方がよかったかもと若干後悔しています。
・ハイパーアロマ
ACESPECの枠で悩みました。「ハイパーアロマ」入りでミラーの練習をしていたところ「ポケモン回収サイクロン」があれば負けない盤面を作れることが複数回あったので不採用にしました。
そのため「エヴォリューション」を増やして進化ポケモンのサーチを「ハイパーアロマ」の代わりに行えるようにしました。
▼各対面解説
・ドラパルト(ネイティオ)
ドラパルトラインとネイティオラインの狩合いになります。
「エヴォリューション」or「そくせきじゅうでん」から入り、盤面を強くしてから攻撃していきます。
先2「ファントムダイブ」は強力ですが、そこでベンチポケモンを育成できるほど準備はできないはずなので焦らず「ドロンチ」から進化した「ドラパルトex」で攻撃していきます。
「ふしぎなアメ」が要求される盤面で自分も相手も「デヴォリューション」を使用したいので、例えば前の「ドラパルトex」に200ダメージ乗っけられてベンチの「ドロンチ」2体に3個づつ乗せられたら片方は「ドラパルトex」に進化しておきましょう。
相手も同じことをしてくるので最後は「ネイティオ」や元から1エネ手張りしておいた「かがやくフーディン」がアタッカーになることも多々あります。
200ダメージ食らった「ドラパルトex」を「ポケモン回収サイクロン」で回収し、ベンチの「ドロンチ」を新しい「ドラパルトex」にできると1回分200ダメージをなかったことにできます。
強力な動きですが、「ポケモン回収サイクロン」を使ったことで「デヴォリューション」に弱い盤面になってないか確認して使いましょう。
終盤「ドロンチ」や「ネイティオ」などのシステムポケモンが倒されて少なくなりますが我慢して盤面に出さないようにしましょう。
そうした方が自分盤面の総HPが上がるので相手のサイドの進みが遅くなります。
ダメカンの乗せ方
・ドラパルト(ピジョット型)
基本的に「デヴォリューション」がめちゃくちゃ刺さります。
相手の方が殴り出しは早いですが、「ピジョットex」だけ枯らしてしまえば相手はやりたい動きができなかったり、そもそもエネルギーが間に合わないことが多いです。
「デヴォリューション」のタイミングで「ナンジャモ」を合わせられるとより効果的です。
ダメカンの乗せ方
・ドラパルト(ロスト)
序盤ウッウが飛んできても焦らずに「エヴォリューション」から入りましょう。
相手の「ドラパルトex」の採用枚数が少なく立てるのが大変なため、こちらはHPがデカい「ドラパルトex」を押し付け続けて「キュワワー」と一緒に複数取りしましょう。
「ヤミラミ」や「かがやくリザードン」が採用されているので「ドラパルトex」以外のダメージが飛んできても大丈夫な盤面を作ることを意識しましょう。
ダメカンの乗せ方
・ルギア
最優先でチラチーノラインを狙います。
70チラーミィが採用されていることが多いので「かがやくフーディン」で1点動かしながら倒してあげましょう。
「ルギアVSTAR 」から攻撃してくることが多いので、後ろの「ミストエネルギー」がついていないポケモンに6点乗ってけておきます。
そうすると「かがやくフーディン」で「ルギアVSTAR」に 2点移動させたあとに「ミストエネルギー」が貼ってあれば「シンオウ神殿」貼りながらベンチのポケモンを呼び出して複数枚取りを狙います。
「テツノカイナex」が出てきた時には「ナンジャモ」を打ちながら攻撃して「ボスの指令」を使いづらい状況を作りましょう。(倒さなければ「ギフトエネルギー」は発動しないよということ)
「シンオウ神殿」+「ナンジャモ」で「ギフトエネルギー」と「ミストエネルギー」が発動しなければかなり捲れる対面です。
ダメカンの乗せ方
・ロストバレット
相手の理想プランは「ウッウ」で1枚、「テツノカイナex」を2回動かして4枚、「ウッウ」or「ヤミラミ」で1枚なので<ルギア>同様「テツノカイナex」が出てきた際に「ナンジャモ」を使いベンチのポケモンを倒されずらいようにしましょう。その際「テツノツツミ」をケアしてベンチにももう1体「ドラパルトex」を用意したいです。
縛られて「ロストマイン」が大きな負け筋になることがあるのでできるだけ盤面のポケモンに逃げるエネルギーをつけておきましょう。
ダメカンの乗せ方
・リザードン
盤面にダメカンを貯めて「デヴォリューション」でアタッカーを枯らします。
「フレアヴェール」の「リザード」だけは「デヴォリューション」で倒せないので優先して呼び出して倒します。
有利だと思ってましが、タクヤ様が「かがやくアマージョ」入りでシティリーグ入賞しており絶賛頭を抱えています。
▼最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になっていただけたら幸いです。
最後の最後で今シーズンの目標の1つであったJCS優先権を取れて嬉しい気持ちともっと上手くなりたい向上心で満たされてます。
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