[シティリーグ準優勝]アンフェアスタンプリザードン概論(全文無料)
自分がシティリーグに出る直前に後輩が籍を入れて、その話を聞いた時きぜつすることしかできませんでした。
初めましての方は初めまして。いつも読んでいただいている方はありがとうございます。
のっこです。
今回は3/31にBOOKOFF西友大森店で開催されたシティリーグシーズン4に参加し、準優勝した「アンフェアスタンプ」を採用している<リザードン>の記事になります。
シティリーグやCLに参加される方は全文無料ですのでぜひ読んでいってください。
カード名・特性は「」、デッキタイプは<>で記載しております。
▼環境考察
まずクリムゾンヘイズ発売前の環境から振り返っていきましょう。
これよりクリムゾンヘイズ発売前の環境は主に、
<リザードン>・<ロストバレット>・<ロストギラティナ>・<パオジアン>・<ルギア>といったデッキが台頭していました。
そしてクリムゾンヘイズが発売され、事前に予想していた以上に環境は変化しました。
環境を影響を与えた一部カードを紹介します。
・ガチグマアカツキex
主に<ルギア>、<コントロール>、<ロスト>系統に採用され、中盤以降少ないエネルギーで攻撃ができかつたねポケモンでHP260と無色という汎用性も相まっておかしなスペックをしています。
純粋にこのポケモンを採用するデッキは強化されており使用者も増えると考えていました。
・アンフェアスタンプ
終盤の手札干渉としても強力ですが、序盤に使うことがこのカードの強さを最大限に生かせると考えていました。
書いてある効果の汎用性は高いですが、自分の展開をサポートするために使う訳ではないので元々の再現性が高いデッキでないと採用できないという難しいカードです。
・サバイブギプス
<ルギア>の「チラチーノ」につけて大ダメージを2ターン連続で出したり、「たそがれのきらめき」の「ヤドラン」で2回技を使うことでサイドを4枚取ったりなど強力な技を持っている代わりにHPが低い非ルールのポケモンにつけてあげるのが強力です。
この3枚のカードによって前環境に比べてデッキの分布はこのように変わると予想しておりました。
「ガチグマアカツキex」により純粋な強化を受けた<カビゴン>、2つの強化を受けかつ<カビゴン>に有利な<ルギア>も増加すると考えていました。また<ロスバレ>も「ガチグマアカツキex」で強化を受けていたり、<ギラティナ>も<カビゴン>にある程度戦えることから横ばいか微増するのではと思っていました。
ですので今回意識すべきなのは、<ルギア>、<ロスバレ>、<ギラティナ>、<カビゴン>の中の複数に5分以上の相性を誇りかつ他対面のデッキパワーも担保されていることだと自分の中で結論づけました。
▼デッキ構築
前項で解説した通り、今回の<リザードン>は<ロストバレット>と<ギラティナ>を意識した「ビワ」と「アンフェアスタンプ」、<ルギア>を意識した<シンオウ神殿>を採用することで予選の<カビゴン>を切った代わりに他のデッキに対して五分以上の相性を保てるような構築を意識して作成しました。
一部採用カード関して解説します。
・リザード(ヒートタックル) 1枚
メタカードを採用したため、リザードの枚数が元々2枚だったところを1枚にしています。2枚あった方がプレイしやすいので安定に寄せたい方は「フレアヴェール」の方を採用しましょう。
「ヒートタックル」は70ダメージ出せることからミミッキュをワンパンできたり、自傷ダメージも20ダメージ受けるので<カビゴン>対面において自身できぜつしてサイドを取らせることができます。
・アンフェアスタンプ 1枚
このデッキのコンセプトカードです。
主に<ロストバレット>と<ギラティナ>を意識しての採用です。
「そくせきじゅうでん」で手札を貯めて盤面を作った後にこれを使えると相手がまだ山札が多い状態ですので高確率で止まってくれます。
・まけんきハチマキ 1枚
元々はACESPEC枠が「マキシマムベルト」であったので不採用でしたが、今回「アンフェアスタンプ」にしたことによって相手にサイド3枚状態で280以上の火力を出したり、「かがやくリザードン」がHP280のポケモンを倒せたりと「マキシマムベルト」には若干劣りますが必要な場面があるので採用しました。
・ビワ 1枚
これがないと<ロストバレット>と<ギラティナ>に本当に勝てません。
大事なのはこの2つの対面においてはアンフェアスタンプを打つ前に「ビワ」を使ってリソースを減らしてから手札干渉を通していくことです。
またミラーでもお互い序盤は数ターン「そくせきじゅうでん」で手札を補充して殴り出さない展開が多くあるのでそこで使って「ふしぎなアメ」や「ハイパーボール」をトラッシュして「マッハサーチ」を自由に使わせないことも少なくありません。
・シンオウ神殿 1枚
<ルギア>の「ギフトエネルギー」の効果を発動させたくないため採用。
手札干渉と合わせて貼ることで継続してリザードンを倒せるアタッカーを用意させる要求を上げることができます。
・ミストエネルギー 1枚
以前のように「トドロクツキex」の「くるいえぐる」や「ギラティナVSTAR」の「スターレクイエム」などの効果を受けないように採用しているのと、ミラー戦において相手側に「デヴォリューション」が採用されいる可能性が最近は捨てきれないので「ピジョットex」に貼っておきましょう。
また検討した不採用カードについても解説します。
・イーユイex
<カビゴン>対策として不十分のため不採用。<カビゴン>側は山を削る「野党三姉妹」やリソース回復手段も<リザードン>より採用枚数が多いので「ねたみこがす」をお互い使う展開になった際に<カビゴン>よりも先に山札がなくなります。
・ミカルゲ+ジェットエネルギー
<カビゴン>に勝ちにいくならこの2枚を採用してました。「ミカルゲ」は特性で「ロトムV」の特性を止められる上にジェットエネルギーでバトル場に出て技で手札に戻ることができ対<カビゴン>の一番の対策カードです。
「ジェットエネルギー」が「シンオウ神殿」で効果がなくなってしまうのがネックであり、2枠で<カビゴン>を見るのならば環境予想から1枚づつを<ロストバレット>と<ルギア>に強いカードを採用した方がいいと判断しました。
・デヴォリューション
ACESPECを「マキシマムベルト」から「アンフェアスタンプ」に変更したので<リザードン>ミラーに弱くなってしまっていたので採用予定でした。ですがメタカードの枠であるので今回は他カードに枠を譲りました。
▼各対面解説
・リザードン(ピジョット型)ミラー
環境の採用率によりますが、「デヴォリューション」で盤面が崩壊しないように、序盤は「ピジョットex」に「ミストエネルギー」を貼った状態から動き出すことを意識してました。
前提として<リザードン(ピジョット型)>ミラーは「ピジョットex」を取り合い、倒して手札干渉を通した方が有利に試合をコントロールすることができます。
また「ピジョットex」を「カウンターキャッチャー」で取られないようにサイドを同数や負けた状態を維持し、最後に逆転することを意識することも重要です。
これを踏まえて一番目指していたルートは、
攻撃は基本相手が殴り出してきたり「ボスの指令」で「ピジョットex」を呼ぶところから始まるので、それまではお互い「そくせきじゅうでん」で手札を整えてます。「ビワ」がもし手札にあり使う余裕があれば序盤は要求カードが多いので効果的に働くことが多いです。
ベンチを呼ぶ回数が多いので「ボスの指令」は「ともだちてちょう」で戻し、「カウンターキャッチャー」を手札干渉したいターンに合わせて使えるようにしましょう。
わざわざ「ピジョットex」と「リザードンex」に180づつ当てた後に「ポッポ」倒すのは、相手のACESPECが「マキシマムベルト」だった場合こちら側がサイドを2枚取った状態でこちらの「ピジョットex」が倒されてしまうからです。
サイド5枚を踏んでしまうと相手の「リザードンex」がこちらの「リザードンex」をワンパンしてくるので、最後にサイドレースを偶数進行に戻せない場合には「かがやくリザードン」をアタッカーに使い、相手に「ボスの指令」がないことを祈ります。
ACESPECが「ヒーローマント」である可能性も考慮して最後まで「ロストスイーパー」は温存しておきましょう。
・ロストバレット
「ビワ」と「アンフェアスタンプ」で相手のアタッカーを揃えづらい状況を作ります。
序盤はバトル場に「おとぼけスピット」を耐えてくれる「ロトムV」を壁にしながらベンチにはヒトカゲ・ヒトカゲ・ポッポ・マナフィ・ジラーチと展開します。
相手が「アクロマの実験」から動き出した後に「ビワ」が打てると「ミラージュゲート」や「すごいつりざお」などの大事なカードをトラッシュできることが多いです。
「ロトムV」が「おとぼけスピット」を食らった後に「フトゥー博士のシナリオ」で回収し開いたベンチに「ポッポ」を置けると100点です。
「ビワ」でグッズをトラッシュした後に「アンフェアスタンプ」で手札干渉をしながら「リザードンex」を投げて倒す要求をひたすらに上げていきます。
余裕があれば「ともだちてちょう」で「ビワ」を戻して再度使用しましょう。
序盤焦って「ナンジャモ」で手札干渉するよりも、「ビワ」でリソースを減らした後に「アンフェアスタンプ」や「ツツジ」で相手の動きを止める方が効果的なのでサイド先行されても落ち着いて対処しましょう。
・ギラティナ
序盤に「ギラティナV」or「ギラティナVSTAR」に180を与えておくことがとても大事です。
下手にバトル場の非ルールのポケモンを倒してしまうと「カウンターキャッチャー」から「ピジョットex」倒されたり、「ギラティナVSTAR」はこちらのポケモンをワンパンできるのに対し相手がサイド2枚リードの状態では無傷の「ギラティナVSTAR」は倒せないという最悪な状況になってしまいます。
ギラティナに180乗せておけると、「リザードンex」+「ミストエネルギー」の盤面を作れた際に「テツノイサハex」でしかバトル場にリザードンを倒すことしかできず、その後「ピジョットex」でベンチのギラティナを倒すことで「テツノイサハex」しかアタッカーが残らない状況を作り出せます。そうすることでサイド2枚進まないターンを作れます。
この対面も<ロストバレット>同様「ビワ」と「アンフェアスタンプ」が刺さる対面であるので「ボスの指令」でギラティナを攻撃できないのであれば「ビワ」から入るのが効果的です。
<ロストバレット>よりも「すごいつりざお」の採用枚数が少ないので次のターンの動きを考えてではありますが「ミラージュゲート」よりも「すごいつりざお」をトラッシュした方がいい場面が多いです。
・ルギア
「チラチーノ」という非ルールのポケモンに「リザードンex」がワンパンされてしまうので素直なサイドレース勝負では勝てません。ですのでサイドをきれいに取り切ることよりもアタッカーを枯らすことに専念します。
「チラーミィ」or「チラチーノ」にエネルギーが供給されていなければ「アーケオス」を狙う、エネルギーが供給されていればより要求が大きくなる「チラーミィ」or「チラチーノ」を狙うといった具合です。
「シンオウ神殿」を採用しているので「チラチーノ」の用意する要求がありそうな盤面であれば「アンフェアスタンプ」と一緒に使えると「リザードンex」がワンパンされないターンが生まれサイドレースを逆転することができます。
他に重要なのは相手が2枚サイドを先行してきた際に3エネついた「かがやくリザードン」をアタッカーとして使うことです。
「かがやくリザードン」をそのまま倒してきた際にはサイド進行が偶数から奇数ズレるので2-2とアタッカーを押し付けることができ、「かがやくリザードン」を無視し後ろのサイド2の「リザードンex」や「ピジョットex」(大体ピジョットex)を倒してきた際にはもう一度「かがやくリザードン」がアタッカーとして使うことができます。
・カビゴンLO
基本的にサイド6枚取り切るのは厳しい対面です。
まず「ヒトカゲ」の「ヒートタックル」の自傷ダメージできぜつするところとから入り、そうすることで210ダメージ出すことができるので「ロトムV」まで倒すことができます。
サイドを取って「カウンターキャッチャー」を発動する前に「ピジョットex」で「ナンジャモ」やフトゥー博士のシナリオ」などのカードを手札に貯めてポケモンや「ロストスイーパー」、「すごいつりざお」が来た場合は呼び出されたり「ビワ」でトラッシュされないように「ナンジャモ」で流しましょう。
「カビゴン」2体と「ロトムV」でサイド4枚取ることを目指してます。
▼最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になっていただけたら幸いです。
今シーズン中々結果が出ず苦しい期間が続きましたが、最後に準優勝できて嬉しかった半面、やはり優勝してJCSの優先権を獲得したかったです。
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(愛知エクストラ自信なさすぎて頭を抱える日々を過ごしながら)