『教えたことを二度聞くな』と怒る先輩社員の対処法


新入社員が会社に入って最初に直面する壁、それは嫌な先輩社員の存在ではないでしょうか。

「最悪、この部署ハズレだ」

なんて考えてても嫌な先輩社員はいなくなりません。

今回は、
そんな先輩社員がいても、上手く立ち回れば、自分の評価を上げることにつながるよ、というお話。

新卒社員の処世術、ぜひ、参考にしてみてください。

嫌な先輩社員との付き合い方

新卒社員は、先輩社員から教わる事がとても多いですよね。
少し前に教わったことでもすぐに忘れてしまう、そんなこともあるはずです。

例を挙げて説明していきます。
例えば、資料を保管している「倉庫の鍵の置き場所」について、数日前に教えてもらったとしましょう。
しかし、いざ鍵を取りに行こうと思った時、その鍵の置き場所を思い出せない。こんな時、あなたならどうしますか?

素直な気持ちで、教えてもらった先輩社員に、

「倉庫の鍵の置き場所ってどこでしたっけ?」

なんて聞いたら、

「お前、この前教えたばっかりだろ」

と、怒られるかもしれません。

そう言われても、忘れるものは仕方ないじゃないか、という気持ちもわからなくはないですが、
社会人たるもの大人の振る舞いが必要です。

そこは、反論したい気持ちをおさえながら、

「すみません。忘れてしまったので、もう一度、教えてください」

とお願いするしかありません。

でも、そんなやりとりをした後日。
今度は、数週間前に教えてもらった「備品の置き場所」を忘れてしまったらどうしますか?

またまた素直な気持ちで

「備品の置き場所ってどこでしたっけ?」

なんて聞こうものなら、すかさず、こう返ってくるでしょう。

「お前、教えられたことをよく忘れるよな、忘れっぽいならメモを取れよ」

無能のレッテルを貼られてしまいました。
なんか、とても残念な展開ですよね。

社会人って面倒くさいと思いますか?
でも、自分も社会人である以上、上手くやるしかないのです。

そこで、この処世術。

『忘れた時は、他の先輩社員に聞く』

当たり前だと思う人もいるでしょうが、案外、できない人が多いんですよ、これ。

たいていのことは、他の先輩社員も知っているので、聞いてみましょう。

「あの、すみません。倉庫の鍵の置き場所ってどこですか?」

その先輩社員からすると、初めて聞かれてたことなので、

「あぁ、それならあそこだよ」

と、優しく答えてくれるはずです。

でも、その先輩社員が知らないことだと迷惑がかかるんじゃ。
と考える人もいるでしょう。

確かにその通りですが、はっきり言って、気にしなくていいレベルです。

「いま大丈夫でしょうか、申し訳ないのですが、〇〇がわからなくて困っていて。〇〇さんならわかるかと思いまして」

と、頼りにしているアピールを入れながら聞くのです。

「そっか、まだわからないこと多いよなぁ。よし、ちょっと調べてやるか」

ほとんどの場合は、そんな感じで助けてくれるはずです。
さらに、優しい先輩なら、自分の代わりにいろいろと聞いて回ったりしてくれます。
そうやって解決すればOKなのです。

新卒社員から頼りにされて、怒る先輩社員はそうそういません。
新卒社員の特権のようなものです。

このように、新卒くんと呼ばれているうちに、いろいろな先輩社員を頼りにするのが良いです。
どの先輩社員が優しくて、どの先輩社員が怖いのかすぐわかりますよ。

実際、優しく教えてくれる人もいれば、嫌な顔をする人もいます。
もし教育係の先輩社員がいたら、「あの先輩社員には聞かないで」なんて注意されることもあるかもしれません。
それも貴重な経験。
その先輩社員には二度と聞かなければいいのです。

会社に慣れてきたと判断される頃には、優しい先輩社員を何人か見つけておいて、上手くローテーションを組んで聞いて回ればスピード解決です。

僕はそうやって、教えられたことは二度聞かない、要領のいい新卒くんを演じていました。

本当は何度も忘れちゃってたんですけど、ここだけの話。

先輩社員から、あいつ覚えが早いな、仕事ができるなと評価してもらえると、より重要な仕事も任せてもらえるようになります。

ぜひ、習うより慣れろの精神で、実践してみてくださいね。

それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?