見出し画像

一枚絵の思いと価格のジレンマ

こんにちはなおすけです。
いつも応援頂きありがとうございます。
NFT活動を初心に帰って取り組んだ3月から始めた新しいNFTコレクション「MAJOKKO GAKUEN」がお陰様でこの度20作品目のlistまで来ることができました。お迎え頂いた方々、入札頂いた方々、いいねRTで拡散応援頂いた方々みなさんあっての結果であり感謝しております。本当にありがとうございます!
今回の記事ですが、PFPのコレクションの作品ではなく「一枚絵」と言われるイラストのNFT作品についてのお話になります。

一枚絵で評価されたい

自分は数十年ぶりのアニメ視聴をきっかけに版権絵のイラストを描くようになりました。2020年10月頃から描き始め2021年1月からpixivへ投稿しております。版権絵以外にもオリジナル作品も描き、Twitterやpixivへ投稿した作品からskebなどのコミッションや個人依頼、また企業様からもお声をかけていただくようになり、その後2022年1月にNFTへ参入しました。NFTに挑戦を決めたのはYoutubeで拝見していた尊敬しているさいとうなおき先生の動画がきっかけでした。
活躍されている有名なイラストレーターの方々の作品に魅せられ、自分も自分が描く作品で同じようになりたい!もっともっと上手くなりたい!と日々創作活動をして現在に至ります。
正直まだまだ自慢できるような活動や実績が無い自分がNFTという世界でどこまで通用するか?

価値を与えられる嬉しさと傲り

NFT参入初月はParkerGirlsコレクションでPFPタイプのものを販売しましたが全く売れませんでした。イラスト作品での反応を見たく過去作品を用い同コレクションにて「69Girl」シリーズをリリースしたところお迎えいただけるようになり、さらに初月の経験と他の方の活動などを参考にNFT活動二ヶ月目に「FLLOWER GIRLS」をリリースしたところ実績のあるコレクター様などにお迎えされ注目頂けるようになりました。ちなみに「FLLOWER GIRLS」の一作目「桜」は事前オファーでbid合戦が起こり今ではコレクターとして有名なぽぽさんが参入したばかりで0.1ETHにてお迎え頂くという快挙、これがきっかけで続く作品も事前オファーで完売する状況が続きました。

「FLLOWER GIRLS 桜」

このころから(参入三ヶ月目)pixivに投稿していた既存作品で俗に言う少しエッチな作品をNFT化して販売したところ、他に同じような作品を出品している方もいなかったせいかコンスタントにお迎え頂きました。例にあげると「しゃぼん玉」という作品が既存作品ということで、始め0.03ETHで出品したのですが、なんとすぐに二次流通0.1ETHでお迎えされました。味をしめた自分は0.07ETH前後でlistし、売れ残ると0.05ETHほどで売り切ると言うサイクルで販売していました。

「しゃぼん玉」

何の実績も無かった人間の作品が面白いように売れていく。さらにNFT販売で利用される通貨である当時のEthereum(イーサリアム)の相場は日本円で40万円前後でした(約一年後の今の相場は25万円前後)。もうバブル到来です。

参入三ヶ月目頃からさらに欲が高まります。当時俗に言う強強(ツヨツヨ)クリエイターの方々がFoundationというNFTマーケットでさらに高い1ETHを超える価値をつけてバンバン取引されていました。「自分の作品もここで勝負したい」そう思うのはとても自然でした。openseaのコレクションと併用してFoudationへも数作品出品し、0.2〜0.3ETHほどでお迎え頂きました。日本円換算で10万円前後です。こうなるとこれがビギナーズラックや当時のバブルの恩恵という認識では無く、自分の作品の自信や傲りになっていきました。

Foundation初作品「SAKURA 桜」
Foundation作品「Friends And Family」
Foundation作品「Hello,NFT World!」

思ってもいない長い冬

そんな自信と傲りの気持ちのまま少しづつ雲行きが怪しくなりました。NFTに参入するクリエイターが増え自分のコレクションの上位互換のようなコレクションが出て来たり、自分の作品で売れていたものが売れなくなる状況。全く売れなくなる訳では無いがすぐに売れなかったり。
「続けることが大事」、諦めなければそのうちお迎えが来ると信じ創作と宣伝活動を続けて来ました。今でも変わらず「続ける」ことはNFT活動で一番大事なことと思っています。しかし、過去に与えられた価値や栄光をずっと引きずっている自分が今でもいます。自分の作品はお迎えされるはず、価値を与えてもらえるはず、自分自信に対して騙し騙しとにかく創作意欲が切れないように続けて来たと言ってもいいかもしれません。有名クリエイター様のオリジナルキャラクターのファンアートを描いたり、いろいろ考え新しいコレクションを出したり模索しながら半年以上こういった状況を続けて来ました。違う記事でも述べたのですが、自分は複数の持病を抱えて普通の仕事が出来ないため自宅療養しながら創作活動をしており、NFT活動で得られる収入はとても大きいです。他のイラストの仕事もけっして安定したものでは無い状況でギリギリ生きている現状です(こういうことを書くとかなりネガティブに聞こえるかもしれませんが、本人はこういう状況に「生」を感じ前向きに生きております笑)。良い時も悪い時も経験し、一度初心に戻って取り組んだコレクションが「MAJOKKO GAKUEN」でした。

それでも一枚絵で評価されたい

この「冬の時代」と言われている中でも1ETHを超える価格で作品がお迎えされているクリエイター様がいる現実。
初心に戻って取り組んでいる一方「俺だって」と思っている自分がまだいます。作品ひとつひとつに対しては変わらず気持ちを込めて描いているので当然かもしれません。しかし、現在のこのマーケットにおける自分の価値はそこまで無いのだと。強気な価格で意地を張っている場合では無く、より多くの方に自分の作品を手にとってもらい、ここからでも少しづつ価値をあげることが賢明であり、「なおすけ」というクリエイターに今よりも価値がついた時に、それらの作品にさらに価値をつけることができお迎え頂いた方に還元もできるのでは無いかと考えました。
本日より販売する作品の値付けをこれまでよりも低く設定したいと思います。コミッションのskebで現状設定している価格に準じた1〜1.5万円前後を基本とし、内容や書きこみに応じプラスアルファします。手にとって頂く方には、「これがこの価格なら安い」と思って頂けるくらいの肌感で設定できればと思っています。すでにlist済みの既存作品も価格を改めます。まずは、openseaの「nowsketch Love Girls 」の作品、次にFoundation作品の順にプライス改訂を行います。Twitterにて順次告知致しますので、これを期に作品を観て頂けると有り難いです。
まだまだ模索しながらの創作活動ではありますが、今後もご支援・応援を頂けると幸いです。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

Opensea nowsketch Love Girls collection

https://opensea.io/collection/nowsketchlovegirls

Foundation 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?