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創
2022年10月15日 17:42
187.思い出というには少し色のこい陽射しを遣う空だけが在るぼくが はじめ ただの みずたまり だったとき、ぼくは なにも わからなくて、だから なにもかも わかっていた。ぼくは いつも つるん としたものと いっしょで、それが みずだと わかるまでは くちと はなが できるのを またなくては いけなかった。ときどき、みずに まじって やわらかな どろや、かたい いしの つぶが ぼくの な