【学マス】花海咲季 親愛度10話感想と花海佑芽の関係について
花海姉妹の親愛度10話を読んだので、この前の咲季の記事の続きを書いていきたい。
完璧な姉の虚像の崩壊
咲季親愛度10話のあらすじ
篠澤が咲季の脳を破壊した
期末試験でいつものように1位を取って佑芽に自慢しようとした咲季。
ところが、本気を出した篠澤広に1位を取られてしまう。
このシーンだけ見るとただのギャグだが、咲季が散々懸念していた妹に失望される(と咲季は思っている)事態が起こっている。
その後咲季が「世界一のアイドル」を目指そうとしたきっかけが語られる。
このやり取りの中で咲季が佑芽に負けたらアイドルを引退すると半ば冗談を言うが、Pにそんなわけないと言われている。
それまで咲季を動かしていたものは「世界一のお姉ちゃん」という虚像を演じ続けるという妹への一種の依存だったが、例えそれが崩壊しても咲季はアイドルとしての歩みを止めないことが描写されている。
完璧な姉への杞憂
一方佑芽の親愛度10話においても佑芽の咲季への想いついて描写されている。
咲季が佑芽に負けるのを恐れていたように、佑芽も咲季に勝つことを恐れていたが、Pの言葉により杞憂であったと佑芽は納得する。
花海姉妹
咲季は佑芽のために「世界一のお姉ちゃん」であり続けようとし、佑芽はその背中を追い続けていた。
アイドルという「競技」においてもそれは変わらず、互いに切磋琢磨する関係は続いていた。
ただ、その関係は「咲季が佑芽に負ける」ことで全て崩壊する危険性を孕んでいた。
それぞれの親愛度10話において咲季が佑芽に負けたとしても「無敵のお姉ちゃん」であることに変わりはなくトップアイドルへの歩みを止めないということを咲季と佑芽が認識できた。
このことを丁寧に描写していたのが読んでいて面白かった。
ひとまず序章とも言える出来事が終わり、これから先どのように話が進んでいくか期待したい親愛度10話だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?