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のわ115 2024年にむけて

今週28日(12月28日)にのわの忘年会をしました。その日はそれに先立ってパルルと205の大掃除もしまので、盛りだくさんな一日となりました。会の中程で、のわの来年の抱負を僕が紹介しました。ここでその内容を紹介します。
そこでは言葉の大切さについて書いています。今年は僕にとって新しいことの連続の毎日でした。これまでにもお話ししてきたように、スタッフの吉子さんが2022年後半に加わるまでは、一人で色々な構想を練っていたのですが、頭の中だけで考えているのとそれを口に出して人に伝えることの大きなしがいを改めて実感しました。それが来年の抱負に言葉を取り上げたことにつながっています。ではぜひお読みください。

来年ののわに向けて

まもなく2024年が始まります。
原作の設定では鉄腕アトムは2003年に誕生することになっているので、アトムもすでに21歳になります。でも現実はそこに全然追いついてません。

のわのスローガンは「人と人のつながりを通して、新しい暮らしを考える」です。それと並走するようにアトム計画は「人がやりたいことをやって暮らしていく」を実現しようと構想しています。
その目標に向かって来年はますます力を入れていきます。

引き続きお留守番の人を増やす、パルルの飲食を充実させることは欠かすことができません。また205の利用者を拡大させることも必須です。その核となる工作機械を備えたラボの充実が急速に進んでいます。
205の利用方法の一つに「新しい暮らしプラン」を設けました。そのことによって利用者によるパルルでのイベントや販売にも繋げていき、205とパルルとがさらに連携を深めていくことを目指しています。

以上のことはすでに始めて行こうとしていることなので2024年は、今年の取り組みを順調に実施していけるよう、種まきをした作物が順調に育てるような取り組みに徹していきたいと考えています。そうすれば大きな作物を実らせるに違いありません。

そのなかで一つ言葉の重要性をいま考えています。
のわでは日々たくさんの活動が行われています。そして往々にして実施することに追われてしまい、次から次へと消費するだけになっていることが少なくありません。

言葉を残す
事前の宣伝もふくめて行った事業の振り返りまで、きちんと言葉を残していくことがとても必要であり、そのことが次につながると思います。単純にはホームページやSNSやNoteに情報や思いを書き込むことをこれまで以上に大切にしようと思います。

自分自身今年は全然言葉を発することが足りていなかったので、単純にイベントの宣伝やレポート、また超セレクトショップの紹介に力を注ぐつもりです。加えてのわに対する思いもたくさん書いて発信していきます。
なので来年は新しいことに取り組むよりは、今やっていることをしっかり外に向けて発信するとともに、内容の充実ははかることに取り組みます。

新しい要素があるとすれば、周辺地域との連携をより一層図ることかなと考えていますが、それもまず地域の人たちのの繋がりを広めることから始めるべきと思っています。

アートについて
先日Lineにのわがトリエンナーレに参加することが議論になってましたが、そもそものわ自体がアート活動だと思っているので、そういうことが話題になるのはごく当然だと思っています。
ここで言うアートは形になった作品だけのことではなく、もっと広く日々の営みとも呼べるようなものを指しています。新しい暮らし、そのことを常に更新しつつ目指していくことがアートだと考えています。
そこでも大切なのはきちんと言葉を残していくことです。
単なるその時の流行に乗っているだけでは、いっときの盛り上がりはあるかもしれませんが、あっという間に消費されて姿を消してしまいます。のわもそうであってはいけません。
100年残すという気概で取り組みたいと思います。
そのためには取り組みをきちんと言葉として残していく必要があります。そうすることで語り継がれます。また活動も継続します。そのことが物語を生みます。のわが目指すアートとはそうあるべきものだと思います。

のわまつり
そしてそこでもさまざまな形で取り組む人の一人一人に焦点が当てられ言葉として形に残されるべきと思います。人と人の繋がりとはそういうことです。
のわに関わる一人一人がその痕跡を残せる取り組みが来年はできたらなと思います。
例えば皆さんの個々人の活動がクローズアップできるようなイベントとかできたらいいですね。
のわまつり(仮称)と勝手に名前をつけて想像しています。

いろいろ深めて進めていきたい2024年です。

2023年12月28日
のわ 新見永治

補足
10年ほど前パルルがまち宣言をした当時は、100人で運営することを目指して実際に数十人の人たちと日々語り合ったいたわけですから、紛れもなく言葉を使い続けていた日々でした。しかし僕の実行力が全く不足していて、いま振り返れば言葉のための言葉でしかなかったと反省しています。その延長として今があります。その当時関わってくださった皆さんに改めてお礼を申し上げます。
また数年前に脳の手術を受けることになり、その後遺症でわずかながら言語に障害が残っています。そのことも言葉を日々考えさせる要因になっています。
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