【問題をこなせ】LPIC202合格したので勉強方法をまとめる
合格
先日LPIC202に合格した。
201は昨年合格済み。これで晴れてレベル2認定だ。
今回はLPIC202に関する勉強方法をまとめることにする。今後受けようと思っている方がいれば参考にして欲しい
筆者スペック
先に筆者スペックを簡単に記載する。これから書く勉強方法はn=1ということで、ご自身のスペックと比較しながら調整してもらえればと思う
基本スペック
エンジニア歴2年。Webアプリケーションのバックエンド実装がメイン。 開発環境やCDK実装あたりのインフラ系もそれなりにやる。
エンジニアとしてのキャリアは現在2社目。
1社目は受託開発。オンプレがメイン。Linux操作や各アプリの設定はそれなりにやっていた。
2社目は自社開発。AWS環境での開発がメイン。
保有資格
基本情報取得前にもっていた資格は以下の通り。カッコは取得年だ
Java Silver (2021)
LPIC1 (2021)
LPIC201 (2023.3)
基本情報 (2024)
勉強期間
およそ2ヶ月くらい。
最初の1ヶ月半は毎日15~30分くらい。残り2週間は60分程度勉強していた。
結構だらだらやっていたので、時間がしっかり取れるのであれば体感1ヶ月程度で合格ラインに届くと思う
勉強方法
ここからはどうやって勉強していったか簡単にまとめる。
使用したもの
■ 参考書:LPICレベル2: Version4.5対応(以降小豆本と呼ぶ)
■ 問題集:LPICレベル2 スピードマスター問題集(以降スピマスと呼ぶ)
■ 問題集:Ping-t
Step1: 小豆本を読んで大まかに内容を理解する(2week)
まずは小豆本に目を通して5割くらいの理解で全体像を掴んだ。手順としては以下の通り
参考書を眺める
参考書についている問題を解く
解けなかったやつは参考書を見直してもう一度解く。
LPIC2まで受ける人は何かしら現場でLinux触っている人だと思うので、参考書を読み進める段階で、問題対策にかける時間配分を制御できると良い。筆者はHTTPとFTPは軽めに、LDAPやSambaを重めに取ることにした。
なお、小豆本の最終節にある模擬試験はこの段階ではやらない。
毎日15分で読み進めれば2weekくらいで終わるはずだ。
Step2: スピマスの単体問題を1回正答できるまで繰り返す (2week)
小豆本を模擬試験前まで進めたらスピマスに移行。
章毎の単体問題を1回正答できるまで繰り返し解く。
1週目。問題を解く。誤答と正答したけど不安なものにチェックをつける
2週目。1週目でチェックしたものだけ解く。誤答したものにチェックをつける
全問題1回正答する状態になるまで繰り返し
Step1同様、毎日15分でやれば2weekくらいで終わる
Step3: Ping-tの最強WEB問題集 自由演習を解く(2week)
LPICの問題対策はPing-Tが最強だと思う。合格するだけならPing-Tだけで十分合格できるくらいには優秀。
なお、利用するには課金が必要。必要経費だと割り切ろう
WEB問題集の自由演習を全問題ヒットになるまで繰り返し解く。
手順はStep2で語った内容と一緒だ。
出題対象は「未出題」と「ミス」にチェックを入れればOK
このタイミングで設定ファイル関係やオプションで何回も間違ってしまうものがあればメモを取りながらやると良い。筆者はNotionにまとめた。まとめた内容は試験直前に読み返すことで自分だけの要対策ポイントになる。
毎日15分。休日30分程度時間をかければ2weekで終わる
Step4: 小豆本・スピマス・Ping-Tの模擬試験をひたすら解く(2week)
最終ステップ。後はひたすら模擬試験を解く。
筆者の場合、Ping-Tで3回模擬試験解く→小豆本→スピマス→Ping-Tを繰り返しながら解いた。
各ステップで8~9割程度の正答率になれば十分合格できる。
注意点として、Ping-Tと参考書では設定周りにバージョンの違いがありそうだった。
例えばLDAP周りの設定でPing-TはRootDNになっているものがスピマスではrootdnになっているみたいなものだ。両方覚えといて損はない。
2weekであれば、2~3周はできるはず。
受験申し込み〜当日
一応申し込みから当日までの流れもさっと書く
ピアソンVUEにログインして試験を申し込む
(Ping-Tに割引チケットがあるので先にチケットを購入してから申し込みと良い)試験会場に向かう
(本人確認の書類が2点欲しい。出発前に忘れてないか確認すること)受験する
(60問90分。500点以上で合格。
余談:いつも思うが点数レンジが200~800ってどういうことなんだ…?)
完全に余談だが、運転免許証や保険証がマイナンバーカードに集約されたら2点の本人確認書類どうすればいいんだろう…?
感想
完走した感想。「過去一暗記が辛かった」
何が辛いかというとそれぞれの章の設定項目がそれなりに命名規則が近いものがある。
例えば
「passwd」と「password」
「domain」と「domains」
「-E」と「-e」
みたいな。ちょっと違う書き方が多い。最初の例はSambaなのだが、同じ設定ファイル内で命名規則がまちまちであるのが辛い。
(passwordとpasswordsとpasswdが同じ設定ファイル内で出現する。
この項目でいこうぜ!ってなった人たちの頭どうなっているんだ…)
時間があれば仮想環境を立ち上げて確認しながらやるのが良いと思う。
また、Ping-Tのコマ問で実際にコマンド名や設定項目を書く問題形式を解けるので、不安な人はそれもやってみると良い
難易度的にはスピマスが解けるのであれば十分合格ラインに届く。
Ping-Tが難なく解けるのであれば楽勝といった感触だ。
最後に
LPIC202はそれなりの準備期間が必要だと思った。
挫折しないように少しずつでも毎日着実に勉強を進めることだ。
筆者は以下の工夫をした
参考書を読み進めるのは1日15分まで。それ以上はやらない
Ping-Tの自由演習は問題数を5問に設定。即フィードバックできる状態にした
模擬試験は一日1回はやる。それ以上はやってもいいしやらなくてもいい
上記のように、これくらいならいけるか。くらいの勉強ペースでやれば挫折する可能性を減らせる。
参考になれば幸いである。
参考
学習に使用したもの
■ 参考書:LPICレベル2: Version4.5対応
■ 問題集:LPICレベル2 スピードマスター問題集
■ 問題集:Ping-t
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