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KOC2022,一回戦敗退

〜このタイミングにnoteを始める理由〜

悔しさはない。
それ以上の感情と収穫があった。

「やれることをやりました…」などという敗れた甲子園球児の清々しい感情でもなければ、「全力を出しきれなかった…」などという私が最も嫌悪する後悔の感情であろうはずがない。

では、なぜか?

2022.7/4
相方のやりたがっていたキャラを全面に出したコントを初めてやった。

荒削りだったが、普段、漫才のネタを書いていた自分の中には全くない外側にある発想で、見た目と行動の可笑しさを、頭空っぽにして見てもらうネタだったので、ただただウケてくれ!という想いだった。

この想いの背景にあるのは、自分の書いたネタが、6/30に出たRUSHの舞台で想像を絶するほどスベったからである。

下手第一袖幕の裏にスタンバイし、暗闇に出囃子が流れ左手を挙げ明転で飛び出し、初めてが始まる。
出オチでウケるかどうかが、残り1分45秒の命運を握る。

自分のきっかけ台詞で全身赤タイツの相方が出てくる…



…ウケた!
もしかしたら少量だったのかもしれない。
でも、確かなことは前の舞台とは客席の反応が違う!!

それと同時に、相方は見た目のフォルムと声のトーンが面白くて、笑われる自虐ができる人じゃないか!
だから、一緒に組んでほしいと言ったんじゃないか!
と3ヶ月前を思い出した。
私は相方の特性を全く活かせてなかった。

なんてすごいんだ!!
そして、なんでもっと信じられなかったんだ!

漫才・コントにおいてネタの方向性や芸風が決まり、なぜかキャッシャーレジで清算した音が頭に響いた🤑??

この一年目の結果よりも、今後、何十年と戦う武器が発見できたかもしれないのだ。

しかし、ここがスタートであり、今日定まったものをネタに書き起こし、客前でウケるかどうか、そしてどこがウケたかを分析しブラッシュアップする旅が始まる。

ここが【赤色の迎春】のスタートだと思ったので、何か残せるものはないかと思った時に、まだ話したことがない同期で難しい名前の女性コンビの方がやっているnoteをTwitter上で発見し、これだ!と思った。←これが理由だ。

↓重要ではない。
(そういえば、高校・大学が同じ親友も昔やっており、その時も自分がお笑いを始めたらやろうと漠然と思っていたなぁ…なんて書きながら感傷に浸っている。)

以上の理由で、悔しさはない。
今日、私は相方の強みを理解し、可能性に心を躍らせ、自分がこのコンビの足を引っ張っていたことを自覚した。

『教訓』
◎競うな!比較できないネタを作ってしまえ!
◎センスがあると思われたいと思うな!笑われてもいいから、惨めでもなんでも笑ってもらうことを経験しろ!
◎劇場の先輩方のネタを勉強しに行ったらウケたところをメモしろ!それ以外のとこをわかったかのようにカッコつけて書くな!

以上、【赤色の迎春】今林義貴

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