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好き勝手な夏休み

 お世話になっております。かまたけと申します。私のnoteでは主にホロライブに関する楽曲・MVへの個人的な解釈や感想を中心に投稿しています。今回は解釈投稿ではなく、かまたけの夏休みを勝手に振り返っていきたいなと思います。私的にはこの夏休みめちゃくちゃ楽しかったなって思ってます。でも同時に「大学3年生らしいこと」はあまりやってこなかったのかなと思っています。そういう所全部含めて1人の等身大の大学3年生の気持ちや心情の変化をご覧いただけると幸いです。それではよろしくお願いいたします。

自分だけの世界を創る。

インスタグラムを消した。

 この夏休み、インスタグラムを消しました。地元~大学の友人までフォローしていたアカウントでしたが、消去しました。その理由ってなんだろって考えた時に「他人のペースと自分のペースを比べてしまうから」だと思いました。例えば大学3年生の夏って皆さんインターンシップに参加すると思います。都道府県のあちこちを周って、その度にインスタで「インターンシップ参加報告」のストーリーが投稿される。それを見るとやっぱり焦ってしまうんですよね。「あー自分やばいな。」って。私も1つだけインターンシップに参加し、説明会も何度か参加しました。それでも業界を絞っている分、数は多くないなって。

 ここまで読んでいただいた方の多くが考えたと思いますが、「いや、それ現実逃避やないか。」と。はい、その通りでございます。(笑)でも、私だってずっと逃げてきたわけじゃない。就職活動以外にも、この20年間どうしても向き合わないといけない現実に向き合ってきましたし、成績トップを達成した分、それなりに戦ってきた人生でした。向き合いすぎて辛かったこともありました。今まで向き合いすぎたという自覚があるからこそ、「もう一旦いいかな。」と思ってしまいました。

 就職活動の報告以外にも旅行に行った写真もよく投稿されていました。それを見て「ずっと家で配信見て、バイトして、たまに就職活動して、地元付近で飲み会に参加して、1人カラオケして、なにやってるんだろ…。」なんて思ってしまいました(笑)。その人生だって楽しい・幸せなはずなのに。他人と自分の幸せの価値観なんて違って当然なのについそれを比べてしまう。それもやめようって。だからこの夏、インスタグラムを消去しました。

 そしたら割と人生楽しくなったなと個人的には思います。旅行にひたすら行ったり、インターンシップに参加したり、恋人とデートしたりと「大学3年生らしい」ことは全くしていないけれど。これが私の幸せだと感じることか~ってことをいくつか見つけられたような気がします。友達に「なんで消したの?」と聞かれましたが、理由を答えることはできませんでした(笑)。

大勢の飲み会よりも

 心境の変化っていうよりかは元々あったのかなと思います。なにがって「大勢の飲み会よりも1対1のサシでご飯に行く方が好きだな。」っていう話です。大学の授業終わり、私の友人には1人暮らしの人もいるので「授業終わったら飲みに行こう!」という誘いがよく来ます。私は実家暮らしなので、正直家に帰ればご飯が食べられる。けれど、友人はそういうわけにはいかない。「しょうがないな~(笑)。」と誘いを受け入れますが、ずっとどこか違和感がありました。

 飲み代はだいたい3000円ほど。他愛のない話をして飲み会は終了。これが週に1回以上は必ずあります。今から最低なことを書きます。「この時間に3000円か…。」と思ってしまう、そんな自分がいる。この話は別にお酒がなくてもできるよな…。極論道端でもできる話なんじゃ…。私はこの飲み会という時間に価値をつけるようになっていました。断れば「は?(笑)いくだろ、そこは。」と冗談交じりに言われてしまう。でも私はそこにお金をかけたくはない。友人が嫌いなわけじゃない。ただ、その時間を有意義に感じられない。けど、卒業してから気づくんだろうなと。そういうどうでもいい時間も大切なんだと。

 1対1の方がよいと気づいたのは共通の趣味を持つ友人と初めて2人でマックに行ったときのことでした。大学終わり、いつもは集まれる小スペースのような場所で話していましたが、2人でご飯(マック)は初。最初は少し緊張していましたが、話すとトークが止まらない。普段はできないような深堀した話もできる。私が今まで知らなかったような相手の話も聞けて、前よりもずっと仲を深められたような気がした。その時、「こういう大げさにいうと対談形式のご飯って楽しいな。」と思うようになりました。マックは1000円あれば食べられますし、それで深堀した話もできる。最低ですが、「こっちの方が楽しくて、お得だな。」と思ってしまいました。これからもこういう時間を持つようにしたい。

めちゃくちゃマイペースな自分

 今まで自分のことは「周りに流されやすい人間」だと思っていました。けれど、インスタグラムを消して、自分の好きなことだけ突き詰めて、本当にやりたいこと・幸せに感じることってなんだろって考えているうちに「あれ、俺ってめちゃくちゃマイペースな人間なんじゃね?」と思うようになりました。なんか今まで勝手に自分で自分のこと責めて、焦らせて、首を絞めていたんだなと。というか今まで「周りが自分のことをどう思っているのか」が気になって仕方なかったんだと思います。自意識過剰が過ぎたというか。自分の考えを伝えたとき、相手は自分にとってマイナスなことを言ってくるんじゃないか。そういう考えが巡っていました。

 この夏休みからnoteの運営を始めました。内容はホロライブに関する楽曲・MVの解釈や感想の投稿。それは「好きだから」やってます。誰かがやってるから・やらないといけないことだからじゃなくて。今まで他人と比べて、勝ち負けを個人的に決めて、勝つ度に自分を誇りに思い、負ける度に自分のことを責めてきました。でも、この投稿に勝ち負けはない。思ったことを投稿して「スキ」をいただければ「共感していただける人がいて嬉しい!」で終わる。自分の考え・気持ちを発信し続けることが自分は楽しくて、幸せだなって。だから本当は自分ってマイペースな人間でいたいし、そうなのかもしれないなって思いました。

表現者って楽しい

 インスタグラムを消去した理由がもう1つあって「自分の思ったことを素直に表現できないな」っていう気持ちもありました。インスタではかなりの頻度でホロライブやアニメに関する感想をストーリーに投稿していました。でも投稿したとしても「またVブタやってるの?www」「正直ちょっと痛い。」と言われたり、思われたり。その度に自分がピエロになって「またやっちゃったよ(笑)。」とその場をごまかしていく。怒っているわけじゃないんですけど、反応に困ってしまいます。そう言われたとて「何も感じない。」からです。VTuberが好きな人がいることが普通のことだから。

 私は自分の価値観も他人の価値観もできれば否定したくはない。もちろん優劣をつけたいわけじゃない。そういう意見もあるのかと自分の考えに組み込みたい。そんな想いがあります。無駄な考え・意見なんて1つもないと思っています。

 いわゆる「痛いな。」って思うような文章表現もアートにすれば許されることってあると思っています。音楽や絵画、ダンスに小説。自分の気持ちを表現する方法はたくさんある。その考えに気づいたとき、「表現者って楽しくて、いいな。」って思うようになりました。私の場合はそれが音楽で歌詞だったりします。自分の気持ちを歌詞にして、音楽にすれば誰かが責めてくることはない。それもアートとして許される。気づいたのが21歳なので、今は歌詞・MVへの解釈投稿で留まっていますが、いつかは楽曲をつくりたいなって。音楽なんて学校の授業でした触れていませんが(笑)。

 全員が全員そうではないと思いますが、お互いにリスペクトを込めて話し合いができる「表現者の世界」にいつか私も入り込みたいなと。そんなことを考えた夏休みです。

作詞・作曲家のインタビューを読んだ

 「ホロライブを好きになって。」という記事でも少し書きましたが、楽曲・MVを知っていくうちに作詞・作曲家のことも知りたいと思うようになりました。その方法としてインタビュー記事を読むという方法を取りました。そしたらめちゃくちゃ面白くて、おこがましくも「自分と同じ考え持ってるわ…。」と共感することもありました。それを読んでいると「やっぱり表現者の世界って楽しそうだな。」と気持ちが高まる一方でした。アニメやVTuberが好きな私はボカロPさんの記事を中心に読んでいました。DECO*27さん・じんさん・みきとPさんを中心に色んな方の記事を読みました。記事を読んで・楽曲を聴いてを繰り返していくうちにあることを思うようになりました。それが次です。

作詞家・作曲家になりたい

 タイトル通り作詞・作曲家になりたいなと。有名になりたいって気持ちはあまりないですが、仕事にできたら最高だろうなと思いました。そう簡単にいくものでもないと思いますが(笑)。でも今は就職目前なので、それに近い業界中心に見て周りたいなと思ってます。自分で曲を歌いたいですし、作詞・作曲もしてみたい。この夏休みはその気持ちが1番大きかったと思います。

 みなさん『ブルーピリオド』という作品はご存じでしょうか。あらすじをサイトから引用してきます。

成績優秀で世渡り上手な高校生・矢口八虎。なんでもそつなくこなし、誰とでもうまく接することができるけれど、心から打ち込めるものはない。そんな八虎が、授業で描いた「青い渋谷」の絵を褒められたことをきっかけに、絵を描く喜びに目覚める。そして、日本一受験倍率の高い大学・東京藝術大学を目指す――それが『ブルーピリオド』の物語だ。

 私が大学1年生になる直前で読んだ漫画です。正直ですよ。この漫画の主人公「矢口 八虎」と自分をめちゃくちゃ重ねて読んでいました(笑)。成績がよくて、人付き合いの要領が良くて、けどどこか虚無感に苛まれているようなそんな人物像。うわ、自分だって。八虎が美術に目覚めたのは「早朝の渋谷が自分には青く見え、それを美術の課題で表現し、周りの友人から褒められたこと」がきっかけでした。その時の名言があります。(第1話は山口 つばさ先生のXにて投稿されているのでぜひ!)

https://alu.jp/series/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%94%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%89/crop/uShcaRWOxGK5yer8WuTP

 「その時生まれて初めてちゃんと人と会話できた気がした。」というこのセリフ。今なら共感できるし、どうしようもなく分かってしまう。最初八虎は「早朝の渋谷って青いよな。」と友人に言うと「なに?ポエマー?やばいだろ(笑)。」と笑われてしまいます。けど、その言葉を絵で表現したとき、友人からは認められます。自分の素直に感じたことを表現できて、周りにそれが認められて嬉しかったんだと思います。

 今の私もそんな感じです。VTuberやアニメの楽曲・MVへの感想をインスタのストーリーに投稿したり、直接人に話せば「またV豚やってるよwww。」「正直ちょっと痛いよ。」の言葉で済まされます。でも、こうしてnoteに投稿したり、いずれ作曲という形で表現できれば幸せだろうなと思います。それに気づいたような夏休みでした。

挑戦のサイクルを作りたい。

 とはいえ就職はしないとなーって感じです。なんのために就職するのか。私は「挑戦のサイクルを作るため」だと思っています。どういうことか説明していきます。

 みなさん推しはいますか?私にはいます。彼女らから毎日元気をもらって「明日を生きる活力」にしています。では、その延長線上はなんでしょうか。個人的には「何かに挑戦すること」だと思っています。例えば推しがVTuberだったとしましょう。推しのVTuber活動を見て「私もVTuberになってみよう」と思う人は少なくないのかなと思っています。夢を叶えた側が夢を叶えようと挑戦する。そして夢を叶えた人が活動し、その活動を見た人がまた夢を叶えようと挑戦する。このサイクルを作りたいと思っています。

おわりに

ナンバーワンよりオンリーワン

 「大学3年生らしい」ことはできていませんが、この夏休みに感じたことはざっとこんな感じです。旅行に行ったり、インターンシップに参加するといったことはほとんどしていませんが、「自分らしい」ことはできたのかなと思います。この夏休みは本当に楽しかった。誰からも責められない、自分で自分を責めることもない。優劣もない、自分のやりたいこと・表現したいこと・知りたいことをひたすらマイペースに突き詰める毎日。

 でも社会人になってもそれができる人ってごく一部なんだと思います。私も大学生という職務を放棄するわけにはいかない。授業に参加し、課題を提出し、ときにプロジェクトを動かし、発表もする。その際に焦ったり、詰められたり、好きなことができなかったりでうんざりしてしまうのかもしれない。けど、どうにか自分のペースは守りたい。そんな自分のわがままを抱えながら、少しの心境の変化を残しつつ、大学生活を歩んでいこうと思います。



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