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【ひとことnote】ポプラ/愛ゆえに哀しく

こんにちは、伊波泰志です。

アニソン系の記事は、前回書いたのが3か月前。かなり時期が空いたので改めて白状すると、20世紀のアニソンが好きです。限りなくコピペっぽいんですけど、「当時流行したポップスの影響が濃く、どっちかといえばオトナ向け」のものが好き。たぶん以前にも書きましたが、「80年代のOVAや劇場版ロボットアニメの主題歌」がすごくいいんですよ。この感じ、アラサー以下の世代には伝わりづらいかなぁ。

まあ、この辺の話は別の機会に譲るとして、今回紹介する曲は「愛ゆえに哀しく」。1982年に日本で制作された劇場版アニメ『FUTURE WAR 198X年』の主題歌でした。

アニメ作品の方はまだ見たことがないのですが、現代を舞台にした戦争劇だったことから、制作段階の時点で騒動が起こるなど紆余曲折あり、賛否両論ありの作品だったようです。

歌唱はポプラさん。アニソンやCMソング、ミュージカルなど幅広く活躍した歌手で、ドラマでは『Gメン'75』の「遥かなる旅路」が、アニソンでは『OKAWARI-BOY スターザンS』の「SHOW ME YOUR SPACE~君の宇宙を見せて」、『夢戦士ウイングマン』の「異次元ストーリー」などがあります。また、ディズニー作品の主題歌も多く歌っています。

個人的には「SHOW ME YOUR SPACE」や「異次元ストーリー」を先に聴いていたため、両曲での爽快でアッパーなイメージがあり、「愛ゆえに哀しく」で見せる情念的な歌にびっくりしました。

愛を
裂かれてしまったならば

私に
死ねと言うことなのよ

望みも夢も枯れはてて
風のまにまに
散ってゆくわ

しかし、彼女のディスコグラフィーを見てみると「遥かなる旅路」が1980年、そして1982年に「愛ゆえに哀しく」、その後に「SHOW ME YOUR SPACE」や「異次元ストーリー」といった発表順。「遥かなる旅路」~「愛ゆえに哀しく」というバラードの系譜があるのだと納得できます。

この時代のアニソンの中でも珍しいほどの、情念溢れるバラード。ミュージカルで鍛えた歌唱力でしっかりと聴かせる、骨太な一曲に仕上げられています。カラオケで歌ってみても気持ちいい曲ですよ。周りにびっくりされると思いますけども。

では、また。

◆過去の【ひとことnote】アニソン編◆
【ひとことnote】タケウチユカ/淋しくて眠れない
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