見出し画像

【ひとことnote】藤原誠/いつか黒船

こんにちは、イハです。

前回の記事から一日しか経っていないのに性懲りもなく白状すると、20世紀のアニソンが好きです。何回コピペするんだよって言われても仕方ないですが、「当時流行したポップスの影響が濃く、どっちかといえばオトナ向け」のものが好き。昨日も書いた気がするな、「80年代のOVAや劇場版ロボットアニメの主題歌」がとりわけ大好物です。アラサー以下の世代に伝わるかなぁ、伝わんないかもしれないなぁ。

この辺の話はまたの機会に譲るとして、今回紹介する曲は藤原誠さんの「いつか黒船」です。1982年に公開された劇場版アニメ『テクノポリス21C』の主題歌でした。歌の藤原誠さんは、今なお人気のロボットアニメシリーズ『マクロス』のファースト作品『超時空要塞マクロス』や、『無敵鋼人ダイターン3』などの主題歌も歌っています。

こちら、アニメ作品そのものも紆余曲折あるらしいのですが、その話は別の方に譲ります。私は楽曲の話をしに来たのだ!
アニメタイトルや動画に使われているレコードジャケットのイラストを見て想像できる通り、作品そのものは未来都市の話。なんてったってテクノですから。
だがしかし!
主題歌のタイトルには黒船!
クロフネ!
ク・ロ・フ・ネ!
幕末か! 幕末なのか! このミスマッチ感がものすごいインパクト。

イントロも近未来とは対極的な歌謡曲調で、しかもなかなか楽器の数が多い。ジャカジャカジャンッ!ていうの、たまらんですよね。
そして歌い出しもいい。

それを誰のせいに 出来るならば楽さ

冒頭がいきなり“それ”と来たもんだ。どれなのよ、なんて言うのは野暮よ。歌から物語が始まるのではない、物語の中に歌があるのよ、そんなストーリー性が感じられる歌い出し。作詞は少年隊の「仮面舞踏会」や庄野真代さんんの「飛んでイスタンブール」などで知られる、ちあき哲也さん。
そして藤原さんの歌声も良い。のちに歌うことになる「マクロス」の勇ましさ、「ランナー」の優しさとも違う、切なさを秘めたような歌。なんだけどサビで「来いよォ飛んで黒船~♪」と来るわけですよ。何よこの脱力感。

しかしどうして唐突に黒船なんてワードが出てくるのか? サビ部分の歌詞を見てみると分かるかなと思います。

来いよ 飛んで黒船
来いよ 星の空から
いつかメサイアが 無いものねだりでも
TOKYO

ここで私の見解を述べても野暮な感じがするので、そこら辺の推察は読んでくださった皆様に委ねます。だがアレだ、サビ部分を全部書くと今度はラストのTOKYOがめちゃくちゃ謎だな。なんなんだよ、TOKYO。

本日はここまで。ごきげんよう。

◆過去の【ひとことnote】アニソン編◆
【ひとことnote】タケウチユカ/淋しくて眠れない
【ひとことnote】桑名晴子/グッドバイ・スウィートハート
【ひとことnote】Miho Fujiwara/Streets Are Hot

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?