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【ひとことnote】Miho Fujiwara/Streets Are Hot

こんにちは、イハです。

前回の記事から一週間しか経っていませんが何度でも何度でも何度でも立ち上がり白状するんですけど、20世紀のアニソンが好きです。またコピペで済ますなよと思われるかもしれませんが、「当時流行したポップスの影響が濃く、どっちかといえばオトナ向け」のものが好き。おそらく前回も主張した記憶がありますが、「80年代のOVAや劇場版ロボットアニメの主題歌」など大好物です。この感じ、アラサー以下の世代にはちょっと伝わりづらいかもしれないなぁ。

この話の掘り下げは別の機会に譲るとして、今回は最初にシティポップの話をしたいと思います。
松原みきさんの「真夜中のドア~Stay with me」がYouTubeなどで大ヒットしたのを機に注目されるようになったシティポップ。この言葉は音楽の一ジャンルを指す言葉ではなく、7~80年代に生まれた日本の音楽の中でも“洋楽志向のメロディ・歌詞” “都会的なイメージ”といった要素を持つ楽曲群を指すものとして認識されています。日本で再評価される以前から海外でも密かに人気を集めており、山下達郎さん、竹内まりやさん、大貫妙子さん、八神純子さん、角松敏生さんといった辺りが人気なようです(YouTubeを観ての体感)。ちなみにシティポップという言葉は和製英語。

シティポップはもちろんアニソンにも影響を与えていますが、クオリティの高い音楽を求める傾向が強いOVAや劇場版アニメとの相性が良く、今年3月に上げた記事で紹介した「淋しくて眠れない」(タケウチユカ、劇場版『メガゾーン23』エンディング曲)もシティポップの影響を受けた楽曲ではないかと思います。
では、他にアニソンでシティポップの名曲を……と思った時に最初に浮かぶのが、今回ピックアップする「Streets are hot/Miho Fujiwara」です。やっと曲名紹介できた!長い!

こちらは1986年に発売されたOVA『カリフォルニア・クライシス 追撃の銃火』に使われた楽曲です。

この曲の良さは、シティポップがどういったものかを端的に示す要素をすべてそろえているうえに、歌もアレンジもメロディも「これしかない!」という調和の良さ。作詞も務めたMihoさんのハイトーンが全編に冴えわたるのですが、だからこそ大サビ前の、地声に近いと思しき音程で歌われる転調パートが際立つんです。

モノクロームのこの街を染め続けるのは
夢だけで生きてる いつものOutsider
熱すぎるPerformanceは 枯木の様な心に
もう一度踊るため 火をともした

そして圧巻なのは、上記のパートから間奏を挟んで歌われるパート。
ラスト直前でグイグイと楽曲を引っ張るヴォーカルは、初めて聴いたときに思わず拍手をしていたほどでした。個人的に良いと感じた曲は歌いたくなるのですが、このパートは原曲キーを保つのも息切れせずに歌うのもムリです。すごすぎんよ。

本日はここまで。何かアレですね、【ひとことnote】で取り上げた楽曲、今のところすべて女性ボーカルっすね。偶然だとは思うけど、次回は男性ボーカル曲、来るか!?

◆過去の【ひとことnote】アニソン編◆
【ひとことnote】タケウチユカ/淋しくて眠れない
【ひとことnote】桑名晴子/グッドバイ・スウィートハート

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