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私の人々

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大林さん

僕は一時期、図書館で働いていたことがある。

その時、大林さんに出会った。

大林さんは声が大きくて、いつも顔が赤く、目が据わっている男の人で。

誰と話すときも敬語だった。そして誰の目も見ずに会話をしていた。

そんな大林さんが初めて僕に興味を持ったであろう時は、はっきりしている。

仕事の帰り道、僕は数人の同僚と歩いていた。私はそのとき、小学生の時に

イタ飯を炒めた飯だと勘違いしていたことを

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