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下五島教会巡り(01)江上天主堂

2021.11.20-23。五島列島の野崎島・中通島・奈留島のカトリック教会を旅してきた記録。

旅館を夜明け前に出発。中通島に上陸した青方港までバスに乗る。

3日ぶりのフェリー太古♪

数日前に降りた船に乗り込む。

何度も渡った若松大橋の下をくぐり抜け・・・

奈留島に上陸。太古さんありがとねーバイバーイ。予約してたレンタカー屋さんが名札掲げてまってらっしゃったので早速お手続き。

電気自動車

「電気自動車、ご用意しておきました!」というところからスタートして、一通り車についての説明をものすごいスピードでされて、とりあえずエンジン始動と停止の仕方だけは頭に入れてドライブスタートw
なお、レンタカー屋さんの「この島は交通ルールは合ってないようなものなので気をつけてくださいね」という注意が大変心に残りました(真顔

奈留港から約8km。途中ちょっと寄り道しつつ、奈留島の北部にある江上天主堂を目指す。
以前は峠越えをしないと行けなかったようだが、今は立派なトンネルが出来たのでさほど苦労することなく到着。

江上天主堂

木造の教会堂。窓が青くペイントされていてかわいい。屋根が二段になっていることからリブ・ヴォールト天井だな、とか考えられる程度に教会建築が分かった気になっている。←

ここは世界遺産に登録された江上集落群を構成する遺産のひとつなので、見学するには事前申込が必要だ。当然事前に申し込みをしていたので、教会前まで来たら教会守のおじさんが迎えてくださった。

江上集落も、外海地方からの移住者がはじまり。その後4家族が洗礼を受けて江上の歴史が始まる。当時は教会が無かったので、信徒の家でミサが行われていたが、1906年に簡素な教会が作られた。
信徒が40~50戸となった1917年に、本格的な教会建築が着工される。設計・施工は鉄川与助に依頼。土地は信徒が切り開き、費用はキビナゴの地引網で得た収入などを出しあい捻出。翌1918年に今の教会堂が完成した。

江上天主堂の外観のかわいいポイントは天井軒下のお花の装飾。これほんと可愛いって思った。

内部は予想通りのリブ・ヴォールト天井、中央の精巧で美しい祭壇の上を見上げると、キリストを抱いた聖ヨゼフの像があった。

この教会は、わが国における木造の教会のうち、完成度の高い作品として歴史的価値に優れていることから、2008年6月9日、国の重要文化財に指定されている。

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【江上天主堂(えがみてんしゅどう)】
教会の保護者:聖ヨゼフ
創建:1918年
拝観料・入場料:無料
内覧時間:9:00~12:00/13:00~15:30 教会守駐在

江上天主堂の見学は、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンターでの事前予約が必要です。見学の2日前までにご予約くださいね。


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