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Netflix「サンクチュアリ」は見ない方が良い

サンクチュアリ -聖域-

配信:Netflix 制作国:日本
配信開始日:2023年5月4日

主演:一ノ瀬ワタル
大相撲を題材としたオリジナルWebドラマ。
全8話

この相撲ドラマは、ヤンチャものだった小瀬清が 猿桜となり
相撲を学び、成長していく いわばロッキーみたいなものです。
そのドラマのルックや、もちろん話の展開などから
かなり面白いと評判を呼び、観た人も多いかと思う。
しかし、実際に見た人はどうだろうか?
このドラマを許せるだろうか?

このドラマの問題は、大きく1つ。
話が全く終わってないという点である。
よくクリフハンガー的な状態で次につなげるというのは
配信ドラマではよくある事だと思うが
このドラマのテーマは謎多きSFでも、復讐や殺人ゲームでもなく
あくまでスポーツ。
スポーツもののドラマの結末が、待ち望んでいた
それまで盛り上げていた試合を描かずに終わるという事が
許されるのだろうか?

このドラマの筋は、基本的にロッキーと同じ。
ロッキーをざっくりいうと…
三流ボクサーロッキー・バルボアが、世界チャンピオン
アポロ・クリードの噛ませ犬をひっくり返すために
過酷な訓練を経て、その成長・自分の人生全てをその一戦に賭けた
スポーツ映画である。
そして、最後にエイドリアーン!であり、ロッキー2に続くのである。

このサンクチュアリに関しては、
静内を倒すリベンジストーリーにも関わらず
過酷な特訓、猿桜の成長の末、戦わずしてFin。
そんなものが誰が見たいと制作陣は思っていたのか?
見終わった時、そのシークバーが終了に近づく時
本当に腹が立って仕方なかった。
本当に見始めなければよかったと思ったドラマは
このサンクチュアリと、LOSTくらいである。

狂ったストーリー構成で、配信を決めたNetflixにすら腹が立った。
圧倒的な結末の無さから 周囲の人には先にネタバレをして
見ない方が良いと言って回りたいと心底思うドラマになった。

猿桜と静内の立ち合い最初の30秒は絶対に見せるべきだし
最後を描かないのだとすれば静内の過去
投資のくだりは、確実にカットすべきストーリーだと強く思う。

そして、このドラマがシーズン2に続いたとて
この裏切りが許されるわけではなく、視聴者の事を一切考えない
制作陣が作ったカスドラマなのだから見る必要はない。

こういった話が好きな人は漫画「バチバチ」を読んでみれば
さらに、幅のある相撲ストーリーに酔いしれる事ができる。


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