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人と比べない、自分を悪く思わない

ある方の相談で、必要なのは、結局ここに尽きると、御本人も痛感しています。でも、それが難しいとのこと…

なんとかお仕事に就いて、その不安をずっと聞いていますが、
聞けば聞くほど、
いくら仕事できていても、もう少し、時間長い、または正社員で働いている誰々さんたち(元当事者)のようにならなければとか
自分は、人に迷惑ばかりかけているからだめだ、
というところに話が行ってしまいます。

子どもの頃いじめを受けていた、そこから人と接することが苦手になった。
そういう過去を経てきたから、自分が変わらないと受け止めてもらえない、でも変われない、そんな自分がいやだ…

という思考になられることは、無理もないと思います。

また、できるようになったことより、周りはもっとできているから、まだまだこんな状況ではだめだ、というのは、焦りもあると理解もできます。

ただその思考が、逆に進みを遅らせてしまってもいて、
一旦そのことから離れて、できている一日一日を積み重ねて、そうすると経験年月が増えることが自信に繋がらないかなと、
毎日受け止めて励まして、まさに日を重ねていけていますが、

その時は納得されても、
なかなかできていることに気持ちが行かなくて

形状記憶合金のように、
人と比べる、自分を肯定できない思考に戻ってしまいます。

まるで、ギリシャ神話の、シシュポスの岩(山頂まで持ち上げても毎回転げ落ちてしまう。)のようです。

とはいえ、根気よく話を聞き、そのままでいいこと、少しずつ変わって来られていること(確かにそうなんです!)、できていることをお伝えしていくことで、
進んで行かれると信じて、気を長く向かい合って行きます。

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