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美大の編入・転科試験を受ける

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近年受験生の数が増えつつあるにも関わらず、情報が極端に少ない美大の編入・転科試験。特に、学部入学時に第一志望へ入学できなかったことを後悔し編入を志す学生が増えています。リスクが高…
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#美大

新しいことに挑戦する。まずはなんでもやってみる。柔軟に適応させて解決を図る。

新しいことに挑戦する。まずはなんでもやってみる。柔軟に適応させて解決を図る。

やりたいことがはっきりしない場合、「とりあえず今の状況が嫌」「今の環境でうまくやれない」というネガティブ思考に陥っていることがあります。誰にでも相性があるのは当然ですが、成長する人材は自分自身を柔軟に適応させて解決を図ることができます。

まずはなんでも試してやってみることが大切です。子供の頃に、補助有り自転車から補助無し自転車に乗り換えるための練習は、誰でもしたことがあるのではないでしょうか。補

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やりたいことが吸収力を上げる。自分のことを意欲的に分析できていれば、成長も早い。

やりたいことが吸収力を上げる。自分のことを意欲的に分析できていれば、成長も早い。

編入学試験は、いわば進路変更にあたります。このことから、編入学試験は受験生に対しては一般的な大学2年生の水準よりも高い水準を要求し、受験生のモチベーションや意識の高さをしっかりと確認します。

「自分のやりたいことがはっきりしているかどうか」は、受験生のモチベーションや意識の高さを確認するのに非常にわかりやすい確認項目です。

人間は、自分のやりたいことや好きなことをやっている時に一番吸収力が高く

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誰にでも「合格させたいポイント」はある。長期・継続的な受験対策なら、ポイントはより見つけやすくなる。

誰にでも「合格させたいポイント」はある。長期・継続的な受験対策なら、ポイントはより見つけやすくなる。

大学教授は「求められる人材」は積極的に合格させます。今までに編入学試験で合格してきたのは、なんらかの面で「ああ、この人、合格させたい人材だな」と思わせる何かがあった人たちばかり。受験指導中も、先生をやる気十分にさせる人たちなのです。

「求められる人材」ポイントは非常に様々、千差万別です。調査能力が高い、作品の質が非常に高い、普通の人がやらないことをやっている、普通の人が知らないことを知っていてそ

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「合格させたい人材」になろう。他人目線からどのように自分が評価されるのかを知ることは、とても大切。

「合格させたい人材」になろう。他人目線からどのように自分が評価されるのかを知ることは、とても大切。

編入学試験で志望校に合格できる受験生の傾向として、「合格させたい人材」である、ということがあります。私の指導方針としても、受験生を「合格させたい人材」に育て上げることが指導の最終目標だと考えています。

大学に入学するというのは、何年間かの生活の大部分を大学で共にする、ということになります。まして、編入学学年の3年生というのは、大学の教授にとってはゼミ学年、つまり、学生が自分に弟子入りしてくる学年

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向上心のある人が合格する。現状に満足せず上を目指して努力できる人が有利

向上心のある人が合格する。現状に満足せず上を目指して努力できる人が有利

長年編入学試験の受験対策をしていて、合格する受験生と合格できない受験生には明確な特徴があることに気づきました。ポイントはいくつかあるのですが、それを順番に説明していきたいと思います。

まずは、「合格するのは向上心のある人」だということです。つまり、現状に満足せずどんどん上を目指して努力をすることができる人が相応の実力を手に入れ、どんどん合格の可能性を高めていくことができるのです。

向上心のある

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編入を望む学生は多い。もしかしたら、あなたも?

編入を望む学生は多い。もしかしたら、あなたも?

昔と比べて、編入学試験に対する需要は大きくなっているというのが実感です。「大学全入時代」を迎え、以前よりも一般入試での合格がしやすくなった一方で、浪人を避けるために不本意な分野の学科に入学した学生が多くなっているのです。

人間は、自分のやりたいことや得意なことをやっている時に一番の実力を発揮できます。しかし、単に浪人を避けるためだけに不本意な分野に入学した学生は、心の底から大学生活を楽しむことが

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