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使う道具の特徴やクセを理解しよう。

クセがすごいっ!!!

どうも、片手鍋焙煎のノブです。(茶番

今までのnoteで『しっかり撹拌する事と安定した火力が大事だよー』とお伝えして来ました。

ただ、網でも鍋でも手回しでも、環境を整えるのと同じくらい大事になってくるのが『使う道具に慣れる事』
まずは慣れるまでその道具に向き合って、特徴やクセを理解しない事にはなかなか上達しません。

今回は僕が愛用している『ダイソーアルミ片手鍋(直径16cm)ガラス蓋付』を焙煎に使った際に感じた特徴やクセをお伝えしようと思います。
手鍋焙煎をされている方にとってはマストアイテムとも言える鍋なので、使ってる方は多いかもしれませんね。

※注意として、他の鍋を使っている場合は、造りや材質で使用感が異なると思いますので、あくまで参考としてご覧ください。

DAISO公式通販サイトより

①アルミ製で熱伝導性が高い

アルミは熱伝導性が高く、素早く熱が伝わるので火にかけるとすぐ熱くなり、火から離すとすぐ温度が下がります。“熱しやすく冷めやすい性質”と言えるでしょうか。

実は片手鍋焙煎のような手焙煎には便利な性質で、ある程度手の動かし方で温度をコントロールするような手法には向いていると思います。
温度を上げたい、下げたいと言った時に、手の動き一つで焼き手の意思をリニアに素早く反映させることが出来ます。

②鍋本体の蓄熱性が低い

熱伝導性と共に大事なのが、伝わった熱を溜め込んで維持する蓄熱性(熱容量)です。このダイソーアルミ片手鍋は蓄熱性の低いアルミ製に加え、厚みが薄いので蓄熱性に乏しく、温度が下がらないようにガス火で加熱し続けることで温度を維持する必要があります。

ところがアルミとは反対で、鉄やステンレスは蓄熱性が高い(よく熱を溜め込む)うえに、熱伝導性が低い(温まりにくく冷めにくい)ので、温度を下げたくてもなかなか下がらない、上げたくてもなかなか上がらないという状態に陥ります。
特に底が分厚いIH対応のステンレス鍋となれば尚更です。

その辺りのクセを掴めば焙煎出来なくはないですが、豆の種類や焙煎度によって焼き分ける場合、ステンレスの分厚い鍋を使うと温度をコントロールする難易度が異様に高くなると感じています。(※個人的な意見です)

③自重が軽い

あとは『いかに楽に鍋を振れるか』です。
ダイソーのアルミ片手鍋(16cm)はガラス蓋も合わせて約600gほどと、同サイズの鍋の中では最軽量な商品だと思います。
重たい鍋を振り続けるのは中々なの苦行なので、重量は軽いに越したことはありません。


さて、いかがでしたでしょう?(汗
コーヒーを焙煎する為に、鍋に使われている金属の性質まで考慮して鍋を振っている人が一体何人いるでしょうか?(滝汗

『環境は整ってるのに何故か焙煎を上手くコントロール出来ないんだよねぇ…』という方がいらっしゃいましたら、一度こういったことを考えてみると、スランプ脱出や焙煎上達の糸口が見つかるかも?知れません。

それでは!!

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